↑こちらが今回、乳化剤や蜜蝋を一切使わずに作ったホイップ状の保湿クリームです。
使った材料は『バター』『オイル』だけ。材料は、手作り化粧品の原料などを売っているお店で手に入ります。よく耳にするホホバオイルとかシアバターとか、そういう材料で作れちゃいます。
今回、途中で失敗もあったんですが、最終的にうまく作るコツも分かりました!
そういったことも含めて、この記事にまとめていきたいと思います。
★乳化剤なし・蜜蝋で乳化させるクリームを作りました。記事はこちらです。
ダイソーのカプチーノミキサーで泡立てる
じゃーん!買ってきましたよ~!
100均のダイソーさんで「カプチーノミキサー」という品名で売られていた電動の泡立て器です。単3電池2つで動きます。別売りなので電池もダイソーでついでに購入。
本体は水に濡れたらダメなので、泡立てるステンレスのところだけ取り外して洗います。その後、消毒用エタノールを染み込ませたティッシュで拭いておきます。
泡立て用のパーツはただ刺さってるだけなので、引っこ抜けば取れます。ただけっこう力がいるので、最初はちょっとビビります(笑)思いっきり引っ張って抜いてしまっても壊れない作りなので、大丈夫です。
小さい泡だて器で、手で混ぜるのはかなり大変なので、こういう電動のものがあると助かりますね。ちなみに値段は150円でした。それでも安い!すごいですなぁ。
シアバターとグレープシードオイルでクリーム作成
用意したものは、以下の通りです。
・かき混ぜる棒
・消毒用エタノール
・シアバター
・グレープシードオイル
・クリームを入れる容器
使うキャリアオイルは何でもいいです。たまたまグレープシードオイルが手元に少しだけ残ってたので使いました。
バターもどれでもいいですが、あんまり硬いものだと冷蔵庫保管したら硬くなっちゃうので、その場合はバター少な目にしたらいいかも。オイル多めで。
混ぜる割合ですが、計ってません。だいたい同量くらいで大丈夫です。極端にバターが少なくない限りはだいたいホイップになります。
なお、作業前に容器やかき混ぜ棒など使用するものを消毒用エタノールで消毒しておきます。
さっそく作るも失敗?ホイップ状にならない…
↑シアバターとグレープシードオイルを適当に投入。(シアバターは写真に写ってる量と同じくらいの量を、後ほど足しました)
湯煎で溶かします。
溶けたら、カプチーノクリーマーで泡立てていきます。
・・・・・・が、何分経っても泡立たない!ちょっと泡の入った液体のまま…水で冷やすけど、そのままです。なんで?!
この時が初めてのホイップ保湿クリーム作成だったので、うまくいかなかったのです。
「私が得た情報では、確かシアバターとホホバオイルでやってたような・・・」ということを思い出したので、とりあえずその組み合わせで作ってみよう!ということになりました。
ホホバオイルとシアバターでクリーム作成に再挑戦
↑ホホバオイルとシアバターを溶かしたところです。
今度はこれを泡立てていきます。ちなみにさっきのはとりあえず容器に入れて置いておくことに。
うーん。やっぱりホイップ状にならんなぁ。。。
何でだ~?!どこが悪いの?水で冷やしつつ泡立て始めてもう8分になるんだけど・・・もうちょっとシアバターを追加してみますが、なかなかふわっふわな白い泡にはなりません。
保冷剤や氷を入れた冷たい水で冷やすのが肝心!
もしかしてコレ、もっと冷やせばいいんじゃない?
・・・ということで氷水を用意したかったんですが、我が家の製氷機は只今故障中。冷凍庫にあった小さいサイズの保冷剤を水に入れてみました。
保冷材に当てて冷やしつつ泡立てていると・・・
泡立ってきたー!白くなってきたよ!
これこれ、これですよ作りたかったのは!!
あんまり泡立てすぎると固まっちゃって、容器へ移し替えるのが大変と聞いていたので、まだトロトロくらいの感じで容器へ移しました。
んー。ちょこっと泡立てたりない感じ?泡立て終わるの、早すぎたかなぁ。
ともあれ、面倒なのでこれはこれとして完成としましょう。で、とりあえず置いておいた、さっきの泡立たないまま放置していたクリームをまた泡立てることにしたのです。
かき混ぜすぎたら容器へ移し替えにくかった
シアバターとグレープシードオイルを混ぜたけど、ホイップ状にならなかったやつです。もう一度湯煎で溶かして泡立てます。
もちろん、冷やすのを忘れずに。
ただの水につけている間は10分やっても固まりませんでしたが、保冷剤で冷やすと早いですよ、ホイップ状になるのが。
↑ほらもうこんなに白くなってきました。
マヨネーズよりまだ柔らかいですね。さっきはこれくらいで容器へ移しましたが、今回はもうちょい泡立て続けてみます。
そんなこんなで冷やしつつ更にかき混ぜること1分ほど・・・
急激に固まりました!あっという間でした。硬くなってきたなと思った瞬間、全体的にもったりとなりました。
これで出来上がりっていうのはフワッフワで最高にいいんですが、容器に移し替えるのがちょい面倒ですね。流し入れられるくらいがちょうどいいかも。
薬さじでなんとか容器に詰め込みましたが、シアバターとグレープシードオイルでも上手くホイップ状になりました♪
これならどのオイルを混ぜても作れそうですね。
カカオバターやコクムバターはとっても硬いので、もうちょっと使いやすくしたいわ~って場合はオイルと混ぜてホイップにしておけば、柔らかくなって使いやすいですよ。
出来上がったクリームは溶けやすい柔らかさ
出来上がったホイップクリーム(食べ物じゃないけど…)ですが、めっちゃフワンフワンです。柔らか~!
そして溶ける時間がめっちゃ速いです。すぐさま液体になっちゃうんですよ。これなら体にササッと塗りたい時でも、サッと使えて便利です。
ちょっと早めに容器に移してしまい、あんまりホイップ感が無くなったシアバター×ホホバオイルのクリームですが…
かなり柔らかいんです↓
抵抗なくスッと指が入ります。
冷蔵庫から出してすぐだとちょっと固まってますが、お風呂場の前の洗面所に置いている間に柔らかく戻ってます。
冬場はどうだろうな…今はまだ20度ほどあるのですが、今のところ室温で柔らかくなってて使いやすいです。冬用のはもうちょっとオイル多めで柔らか目に仕上げた方がいいかも?
あと、保湿力で言えば真冬はムルムルバターがオススメですよ♪
使用期限や保管方法など
そんなこんなで、途中で失敗もあったけれど、何とかうまくいきましたよ!
よく植物性のバターを買ってそのまま保湿に使ってるんですが、顔もそうですけど、体は特に早く溶けてサッと塗れるといいなぁって思ってたので、今回納得がいくクリームが作れてよかったです。
この作り方ならエマルシファイイングワックス(乳化ワックス)だったり蜜蝋も使わなくていいので、できるだけシンプルに作りたい方にはすごくいいと思います。
私はいつも10mlほどのクリームを作って、足の裏やひじ、ひざ、かかと、お尻の黒ずみ、髪に塗ってすぐ使いきってます。ロングヘアなんですが、このクリームはヘアケアにもいいですよ(*´▽`*)
夏場はあんまり使わなかったんで3週間かかって使いきったんですが、問題なかったです。(※とはいえ、その都度カビてないかニオイが変わってないかなどチェックして、異変があれば捨てるようにしましょう)
★関連記事★乳化剤なし・蜜蝋で乳化させるクリームの作り方