ローズウォーターで化粧水を手作りしたので、作り方とレシピを紹介

ローズウォーターはバラの蒸留水のことです。

バラの精油を取るために蒸留をするのですが、その時に出る芳香蒸留水(フローラルウォーター)のことで、バラの色んな成分が溶け込んでいるのが特徴です。

ちなみに蒸留というのはこんな感じで行います↓

水蒸気蒸留法の図解

普通は精油は水分に溶け込みませんが、蒸留水にはごくわずかだけ完全に溶け込んでいます。

今回の記事では、ローズウォーターの効果や効能、簡単な手作り化粧水の作り方、レシピ、アレンジ方法についてまとめていきたいと思います。

ローズウォーターのお肌への効果や効能

基本的には、ローズウォーターといえば「ダマスクローズ」という品種のバラの蒸留水であることがほとんどです。他にはアルバやセンティフォリアなどの品種の場合もあります。

ダマスクローズはバラの女王とも呼ばれる有名な品種で、香水に使えるほどのいい香りがします。

ローズウォーターはどの肌質の方にも使うことができます。もちろん敏感肌の方も使えます。

収れん作用があるので、たるみが気になる方にもいいですね。

抗炎症と抗菌作用もありますので、日焼けの後のスキンケアや、赤ちゃんのオムツかぶれのケアにも適しています。

『フェニルエチルアルコール』という香り成分が溶け込んでいるので、抗不安作用があります。バラの香り成分は、精神にも作用するんですよ。

・全ての肌タイプに合う
・抗炎症作用
・抗菌作用
・皮膚の弾力を回復
・不安を鎮める

無添加のローズウォーターを開封した場合は冷蔵庫保管し、早めに使いきりましょう。

購入したラベルに、開封後どれくらいもつか書いてあると思います。

全成分をチェックしてから買おう

「ローズウォーター」以外にも、「フローラルウォーター」「ローズ ハーブウォーター」「ローズ 芳香蒸留水」などの商品名で売られています。

有名なメーカーは『フロリハナ』『ケンソー』『生活の木』『マンデイムーン』です。

完全無添加なら「フロリハナ」か「ケンソー」がオススメ↓

長く使いたいという場合は、完全無添加だと長持ちしませんので、保存料を添加しているものを買うのがいいです。

ただ、フェノキシエタノールという成分は防腐剤なのであまりお勧めしません。

マンデイムーンは1,2-ヘキサンジオールという抗菌力のある保湿剤を入れているので、肌にも優しくそこそこ保存性もいいですよ↓

ローズウォーター化粧水の基本の作り方

ローズウォーターを化粧水に使う場合、以下のような方法があります。

1、そのまま化粧水として使う
2、保湿剤を足して使う
3、精製水で薄めて保湿剤を足して使う

薔薇の成分が溶け込んでますので、そのままでも十分に保湿できます。化粧水として、またはボディローションとしてそのまま使うことができます。

スプレーボトルに入れてヘアミストとしても使えます。

そのままでは保湿感が足りないなという場合は、保湿剤をプラスしましょう。

「グリセリン(植物性)」「ベタイン」「トレハロース」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」などを足すだけで、オリジナル化粧水が作れます。

手に入りやすいのは、薬局で売っているグリセリンですね。

私が使っているケンエーのグリセリンは、植物性のものになりますのでオススメです。入れる量などは後ほど書きますね。

最後に、精製水で薄める方法もあります。

敏感肌なので薄めて使いたいという方や、ローズウォーターはお高いのでバシャバシャ使うのは気が引ける…という方向けです。私は基本的にこのやり方です。

精製水で薄めた分、保湿感も少なくなりますので、この場合は必ず保湿剤を追加する必要があります。

先ほどあげたのと同じ保湿剤をプラスしていきましょう。詳しい配合量や作り方は、以下にまとめていきます。

精製水で薄めて化粧水を作った。レシピも紹介

「ローズウォーター」「精製水」「保湿剤」を混ぜれば、簡単手作り化粧水の出来上がりです。

私は今回は以下のレシピで作りました。

・ダマスクローズウォーター 10ml
・精製水 40ml
・加水分解コラーゲン原末 1spoon1杯

ローズウォーターと精製水の量ですが、1:1でもいいですし、2:1でもいいですし、3:1でも1:3でも構いません。好きな量を混ぜてOKです!

サッパリ目がいい場合は保湿剤の量を減らすなど、季節に合った使用感の化粧水を作ることができます。作っている途中に、自分で肌につけて様子を見ながら調整するとうまくいきますよ。

保湿剤はお好みで色々なものを使ってみて下さい。

参考に、いくつかレシピを載せておきますね。

・ダマスクローズウォーター 10ml
・精製水 40ml
・グリセリン 2ml~2.5ml
・ダマスクローズウォーター 30ml
・精製水 20ml
・グリセリン 1ml~2ml(2.5mlまでOK)
・ダマスクローズウォーター 10ml
・精製水 40ml
・ベタインもしくはトレハロース 1/2spoon1杯~2杯

1/2spoonや1spoonというのは小さいサイズの計量スプーンのことです。

面倒であれば、ちょこちょこ試しに肌に塗りつつ、好みの使い心地になるまで保湿剤を混ぜていくという方法もあります。

ただ、グリセリンをあまりに入れすぎると肌が乾燥しますので、出来れば計った方がいいかなと思います。

ベタインとトレハロースは多少入れすぎても問題ありません。

産地による違いってあるの?

個人的に、産地が違うと何か違いがあるのかな?と気になったので、ブルガリア産とインド産のダマスクローズウォーターのお試しサイズを買ってみました。

見た目はどちらも透明で同じです。

香りは、インド産の方が香りが薄く、落ち着いた深みのある香りでした。

ブルガリア産はとてもいいバラの香りで、フルーティーで甘みのある濃い香りがしました。

保湿感など、使い心地的には差を感じなかったので、香りの好みで使い分けてもいいかもしれませんね。いかにもバラ!という華やかで芳醇な香りが楽しみたい場合は、ブルガリア産の方がオススメです。

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