春になってレモンバームがすくすく育ってきましたので、蒸留してレモンバームウォーターを採りました。
家にある鍋やボウルを使っての蒸留です。
詳しいやり方は⇒こちらの記事に載せています。
そのまま化粧水として使ったり、保湿剤などを入れ足して使ったりもしています。
使ってみた感想や、肌の調子、お勧めのレシピなどについてまとめます。
生のレモンバームの葉をパスタ鍋で蒸留
パスタ鍋は背が高いので、自家製蒸留水づくりには重宝しています。
まずは庭で採ってきた無農薬栽培のレモンバームの葉を、水できれいに洗います。
けっこう小さな虫なんかがついてますので、よく見てきれいに洗い流します。
よく水を切ってから鍋に入れ、蒸し器の網を置きます。
…が、網をなくしてしまいまして、銀色の小さなボウルを代わりに使いました。
銀のボウルの上に口の広いお皿を置きます。これで蒸留水を受け止めます。
レモンバームの葉の量は適当というか、摘み取れた分だけ使いました。
両手にこんもり乗る程度だったので、精製水は少なめに140mlほど入れました。
・精製水 140ml
※水は葉の量に合わせて増やしたり減らしたりしてください。今回はごくごく少量でやっています
上に冷たい水を入れたボウルを載せて、加熱します。
火は一番小さくして、焦がさないように横につきっきりで見守ります。
中が見えないので、たまに中をのぞいて水がほとんどなくなったころに火を消します。
火を消してから鍋が冷たくなるまで、そのまま放置します。(しばらくは湯気が出るので冷めるまで待ちましょう)
芳香蒸留水をそのまま化粧水として使ってみた
できましたー!
自家製レモンバームの芳香蒸留水です。レモンっぽい香りがしてます。
蒸留水なので完全に透明です。
このまま化粧水として使ってみましたが…
使い心地はサラサラとしていて、でもしっとり感も少しあって、保湿力のある水という感じです。
レモンバームの香りがします。
レモンにちょっと青臭さを足したような感じです。私はちょっとだけ青臭さが気になるかな。
でもレモンバームの効果や効能を考えれば、全然我慢できます!
(効果や効能については以前書いた記事にまとめています)
私は超乾燥肌なので、これだけではちょっと保湿感が足りないですね。
ただ、夏場ならこのままでちょうどいいかも…。
レモンバームウォーターにちょい足ししてアレンジ化粧水作り
まずは基本のアレンジレシピです。
・グリセリン・・・3~5ml
私は植物由来のグリセリンを使っています。
芳香蒸留水そのものに保湿力もあるので、グリセリンは5mlいれなくても3mlとか4mlでも構いません。
お好みで加減してみてください。
私の肌にはラベンダーの精油が合うので、精油入りのものも作りました。
ちなみに芳香蒸留水にも、ごくごくわずかですが精油成分が溶け込んでいます。
なので、こういったハーブの蒸留水は化粧水作りにいいんですよね。
・好みの精油・・・5滴
・無水エタノール・・・10ml
・グリセリン・・・3ml
(・キサンタンガム・・・適量)
無水エタノールと精油を別容器でしっかり混ぜてから、蒸留水に混ぜます。
一応、グリセリンなどの保湿剤も入れたほうがいいです。エタノールを入れるとさっぱりしますので。
グリセリンの代わりにトレハロース、ベタインなどを使ってもOKです。
トレハロースとベタインはお好みで入れていいですが、大体100mlくらいの化粧水を作る場合は、1spoon1杯くらいでいいかと思います。
カギカッコ()でキサンタンガムと書いていますが、これは入れても入れなくてもOKです。
私は精油を溶け込ませるのを手伝うために、キサンタンガムでとろみを出しました。保湿感もアップしますよ。
香りですが、ラベンダーの香りで青臭さも分からなくなり、使いやすくなりました。
保存場所と期間
保存ですが、消毒した容器に入れて冷蔵庫で保存します。2週間以内に使い切りましょう。
常温で保管しないように注意してくださいね!
使い切れない分は、私は冷凍庫へ入れています。冷凍しているといってもできるだけ早めに、いつも1か月以内には使い切っています。
腐ると白いモロモロしたものが出てきたり、明らかにニオイがおかしくなるので分かると思います。
あんまり長持ちしませんので、一気にたくさん蒸留しない方がいいです。
できるだけ長持ちさせたい場合は、GSE(グレープフルーツシードエクストラクト)を規定量入れると長持ちします。