いつもはバターやオイル、そして乳化ワックスで作っている乳液ですが、今回は蜜蝋を配合して作りました。
蜜蝋とオイルを溶かしてバームを作って、顔の保湿に使っているんですが、蜜蝋の使い心地がすごくよくって。ベタつかないんだけど、肌の表面に薄く膜がはる感じがあるんですよ。
それで顔の乾燥もよくなってきたので、ボディ用に作っている乳液にも蜜蝋を混ぜてみたんです。
なお、今回のレシピも顔や体など全身に使えるものとなっています。
材料を計って湯煎にかけて溶かす
カレンデュラをBG抽出して作ったエキス(チンキともいう)を計ります。
今回は1spoon2杯なので、2mlですね。
精製水を50ml入れて混ぜます。精製水とチンキを混ぜるとなぜか泡立ちますが、問題ありません。
これを湯煎しておきます。あんまり熱々にはしなくて大丈夫。
・カレンデュラチンキ 2ml
↑こちらはオイルと乳化ワックスと蜜蝋。
・精製セサミオイル 5ml
・乳化ワックス(エマルシファイイングワックス) 3g
・精製みつろう 2g
以上を、湯煎して全て溶かします。この中だと蜜蝋が一番溶けにくいですね。
しっかり温めて、完全に溶かしきったら少しかき混ぜておきます(油分と乳化ワックスや蜜蝋をよく混ぜておくと分離しにくいです)。
油分と水分をよく撹拌したら出来上がり
オイルの方に、水分を少しずつ入れていきます。
その度に、よくかき混ぜてください。私は100均で買ったカプチーノクリーマーっていう電動の泡だて器を使っています。
使い勝手がいいんでまた買いに行ったんですけど、売り切れてて3店舗まわってもありませんでした。店頭にいくつか見かけた時に、まとめ買いしておけばよかった~(;´Д`)
かき混ぜると真っ白になります。
徐々に水分を追加していきます。けっこう量が増えるんで、50ml分を作る時でも100mlのビーカーがいります。
水分を全部入れたら、ビーカーからこぼれそうになりました。
仕方がないので、一部を先に容器へ流し入れておきます。残りをなんとかよくかき混ぜます。ギリギリこぼれないぐらい。今回は水分と油分合わせて65mlほどあったので、100mlのビーカーじゃちょっと小さかったですね。
今度は水分をもうちょい少な目にしようっと。
水にビーカーをつけて冷やしつつかき混ぜるのが私の好みのやり方です。
冷えていく途中で、上の写真のようにちょっとだけ分離しかけ?みたいになるんで、その時にしっかりとかき混ぜます。そこでよくかき混ぜたらOK。よ~く撹拌されたクリーミーな乳液になります。
ちなみにこのレシピの水分量を30mlまで減らすと、クリームになります。
精油を入れて香りをつけたい時は、温度がぬるくなってから入れてください。熱い時に入れると香りが飛びます。顔に使う場合は、精油は入れすぎないように。
私がこのレシピで精油を入れる時は、2滴くらいにしてます。
出来上がった乳液の使用感は?
出来上がりました!蜜蝋の入った乳液です。
サラサラ流れるほどじゃない、少ししっかり目の乳液に仕上がりました。でも化粧水を入れているボトルへ入れても問題なく使えましたよ。
水分が多めなので、冷蔵庫で冷えても固まらないので大丈夫です。
柔らかめのボトルだと、手で押し出して使えるので使い勝手がいいですね。100均の美容コーナーの柔らかい100mlボトルがお気に入りです。
伸びも良くて、しっとり感が強かったですね。お風呂上がりにササッと体中に塗るのにはすごく良かったです。
伸びが悪いと大量に使うことになりますので…薄く体全体に伸ばしやすいのが作りたいんですよね。
カレンデュラエキスも入ってるので、肌の炎症を抑えるとか、あと保湿の作用などに期待してます。カレンデュラの抽出油も使ったらよかったかも。今度使ってみよう。
蜜蝋のお陰で、翌朝も乾燥してカサカサしてこなかったです。
塗り終った後は、肌に1枚膜がはったような感じになってくれました。表面はサラサラ感がありました。蜜ろうは今回のレシピでは2gしか入れてないですが、硬さ的にもこの分量でちょうど良かったと思います。
足の白い粉吹きはどうなったか
おかげで、足の粉吹きも治まってくれています。
お風呂上がりに毎日塗りこまないと、すぐに白い粉がでてくるので、自分で安価に乳液を作れるっていうのは嬉しいですね。まさかこんなに簡単に作れるとは思ってなかったので。
水分、油分、あとは乳化ワックスがあったら作れるので簡単です。水分量を調節することで、乳液になったりクリームくらい硬くなったり。
ボディに塗るには伸びがいい方が使いやすいので、今後もっと伸びのいい乳液がやクリームが作れたらなぁと思います。
保管は冷蔵庫で、2週間以内に使いきって下さいね!