昔はクレンジングが必要な普通のメイクをしていて、クレンジングを毎日使っていました。
それもあって、肌の調子はどんどんと悪化し、ある時、敏感肌でも使えるということで売られていた化粧品で顔中真っ赤になってしまいました。
皮膚科へ行ってステロイド軟膏を処方してもらいますが、顔中痛くてたまりません。
顔に塗れる化粧水もないし、使えるクリームもないし…白色ワセリン以外何も塗れず、とても外出不可能な状態。そんな時に出会ったのが、『肌潤ろーしょん』です。
当時は確か、売り出して間もない頃だったかなと思います。
このブログでは手作りの化粧品についてまとめているのですが、「忙しくてなかなか化粧水やクリームなどを手作りしてられない」という方に向けて、今回は『みんなの肌潤ろーしょん』という化粧水についてまとめていきたいと思います。
なお、全成分も1つずつ全部、どんな成分なのかを解説していきますね。
82%以上の方が実感!アトピー肌専用化粧水『みんなの肌潤ろーしょん』
肌潤ろーしょんの成分を解説。水からコンニャク根エキスまで
↑定期購入してた頃の写真です。毎月届けてくれるので助かってましたね。内容量は80mlなんですが、多めに使っても1ヶ月ほどもちました。
ではでは、全成分を見ていきましょう。
水は精製水でしょうね。基本的に化粧水は精製水に保湿剤や防腐剤などを混ぜ込んで作ります。手作り無添加の場合は、防腐剤は入れませんので、冷蔵庫保管で2週間しかもちません。
プロバンジオールはPGとも書きますが、これは手作りコスメのお店でも売られていて「保湿剤、感触改良剤、溶剤」として使われます。トウモロコシを発酵させて作られたもので、手作り化粧水に使っている方は普通にいます。グリセリンと合わせて使うと、保湿感がアップします。
グリセリンは保湿剤ですね。私も精製水にグリセリンを入れて化粧水にしています。
BGはブチレングリコールのことです。これは保湿にも使えるんですが、30%の割合で混ぜると防腐剤の役割も果たしてくれます。また、ハーブのエキスの抽出剤に使われることも多いです。私もBG抽出で紫根とカレンデュラのエキスを抽出しました(⇒その時の記事はこちら)。
肌潤ろーしょんの場合、色んな植物のエキスが配合されてますので、多分ハーブエキス抽出用に使われているのだと思います。
PEG-20ソルビタンココエートは、非イオン性界面活性剤のことです。皮膚に刺激がなく、乳化剤としてよく化粧品でも使われています。
ベタイン、トレハロースはどちらも私が好んで使っている保湿剤です。砂糖代わりの甘味料として使うものでもあります。ベタインが砂糖大根(ビート)から摂れたもので、トレハロースはブドウ糖と同じ天然の糖質です。
簡単に言えば、スキンケアの保湿として使える砂糖みたいな感じですね。
コンニャク根エキスは、コンニャクの根っこから抽出したエキスです。コンニャクはアレルギーが出にくいとされています。
スクワランからソルビトールまでの成分を解説
スクワランはオリーブオイルから抽出したスクワレンを水素添加したもので、そのまま保湿用オイルとしても使えます。私はクリームや乳液作りに使ってます。
シソ葉エキスは、シソの葉っぱから抽出したエキスですね。
ポリクオタニウム-51は、「リピジュア」のことです。最近よく耳にしますね。ヒアルロン酸より保湿力があるとされている成分です。
カミツレ花エキスはカモミールのエキスのことです。カモミールは荒れた肌にいいので、カモミールノフローラルウォーターを化粧水として使っていました(⇒その時の記事はこちら)。
ヒアルロン酸Naは「ヒアルロン酸ナトリウム」のことで、ヒアルロン酸を水酸化ナトリウムで中和したもののことです。保湿力があります。
ソルビトールは、甘味料として食品添加物に使われることもあるバラ科の植物から摂れる糖アルコールです。スキンケアに使う場合は、保湿用ですね。”コンビニのおにぎりが乾燥しないようにする”などの用途でも使われています。
タモギタケエキスからリン酸アスコルビルMgまでの解説
タモギタケエキスはタモギタケというキノコのエキスです。グルコシルセラミドを高濃度で含んでいて、アトピー性皮膚炎の症状が改善するという実験結果が、マウスを使った実験で出ています。
グリコシルトレハロースは、トレハロースにブドウ糖が結合したもので、肌の水分保持、保湿などのために配合されています。
加水分解水添デンプンは、グリコシルトレハロースを製造する時に出来るもので、グリコシルトレハロースが配合されている化粧品にはよく一緒に配合されています。保湿成分です。アレルギーや副作用の報告がなく安全性は高いとされています。
トコフェロールはビタミンEのことで、抗酸化作用があります。お肌の老化を予防するとか、肌の血行をよくしてターンオーバーを促すなど、スキンケア商品に多く配合されています。
リン酸アスコルビルMgは、「ビタミンC誘導体」のことです。ビタミンCが肌に浸透しやすくしたもののことです。最近はよく化粧品に配合されていますね。
キサンタンガムからローマカミツレ花エキスまでの解説
キサンタンガムは増粘剤です。トロッとさせます。私もこれを使ってとろみ化粧水を手作りしてます(⇒こちらの記事を参照)。
セイヨウオトギリソウ/花/葉/茎エキスは、セイヨウオトギリソウという植物の花とはっぱと茎から抽出したエキスです。セイヨウオトギリソウは「セントジョーンズワート」のことです。
セントジョーンズワートエキスには、シミの改善だったり肌の保湿や収れん、抗酸化作用があるとされています。
トウキンセンカ花エキスはカレンデュラエキスのことですね。私も化粧水作りに使ってます(⇒こちらの記事参照)。
ヤグルマギク花エキスはヤグルマギクという花から抽出したエキスで、アントシアニジン誘導体、アントシアン、クマリン誘導体などが含まれています。抗菌、消炎、皮膚細胞の活性化など、肌荒れ予防によく化粧品に配合されています。
ローマカミツレ花エキスは、ローマンカモミールのエキスのことです。よく目にする表記は”ローマンカモミール”ですよね。
ジャーマンカモミールもローマンカモミールも、肌荒れにいいとされています。抗菌、消炎作用などがあるので、皮膚の痒みがある時に使う化粧品などに良く配合されています。
82%以上の方が実感!アトピー肌専用化粧水『みんなの肌潤ろーしょん』
フェノキシエタノールの危険性について考える
さて、今まで「みんなの肌潤ろーしょん」に含まれる成分を1つずつ説明してきましたが、残りはあと1つとなりました。
最後に残った成分はフェノキシエタノールです。抗菌や防腐効果により、化粧品が腐るのを防ぐために配合されています。
成分の一番最後に書かれているところを見ると、一番少ない量であるということなので、ごく少量しか配合されていないということでしょう。
防腐剤といえば、パラベンが昔はよく使われていました。ただ、防腐効果が高い代わりに、体質によってアレルギーなどの皮膚トラブルを起こす恐れがある成分なんです。なので今は「旧表示指定成分」に指定されています。
フェノキシエタノールはパラベンより殺菌作用が弱く、またエタノールより肌への刺激が弱い成分です。「旧表示指定成分」には指定されていません。
玉露に含まれている成分なので安全性が高いイメージがありますが、100g中に1g以内の使用と規制があり、危険性はパラベンとあんまり変わりないのでは?という声があるのも事実です。
ただ、防腐剤を入れなかったら常温で1週間ももたずに腐りますからね。何かしらの防腐剤は入れるべきではあると思います。防腐剤を入れないのであれば、手作りで冷蔵庫保管、2週間以内に使いきりが安全です。
でもこまめに化粧水を手作りしろと言っても、難しい方がほとんどでしょうし…市販の化粧品に腐る可能性があっても困ります。腐った化粧水をつけるなんて恐ろしいですし。
防腐剤については必要最低限、入れざるを得ないのかなぁというのが私の考えですね。
以上で、全成分の解説が終了しました。
実際の使い心地は?肌の調子は?
肌潤ろーしょんを買った時の肌の調子は、
・顔中赤い(別の化粧品でかぶれたため)
・今まで使っていた化粧品でもピリピリ刺激があって痛い
・赤い炎症の中に小さいプツプツ
・痛痒い
・灼熱感がある
……という感じでした。
肌潤ろーしょんを使ってみた時、肌につけた時に刺激がなかったんですよね。なので使えたんです、やっと。精製水以外の水分が顔に塗れました。
トロミがちょっとだけあって、砂糖成分の保湿剤によるものだと思うんですが、ちょっとペトペトした感じも、塗り重ねたらあったんですが、そのお陰でしっとりしてました。
当時はまだ保湿クリームが濡れなかったので、肌潤ろーしょんを5回重ね塗りして、その後に白色ワセリンをごく薄く塗っていました。
メイクはさすがにできず、ほとんどずっと家の中で過ごしました。
しばらくそういった生活を続けていくうちに、かぶれも治まって、肌の赤みや痛みも治まってきたので、肌潤ろーしょんの定期購入を継続することにしました。
当時は化粧品が手作りできるとは思ってもなかったころだったので、市販品でこれだけ肌に刺激が来ないものがあって助かりましたね。無添加化粧水を手作りするようになるまで、長いこと使い続けていました。
公式サイトで購入すると『全額返金保証』が付いているので、肌に合わなかった時は全額返金してもらえます。なので、肌の調子が最悪だった私も購入することが出来ました。(※全額返金を受けられるよう、購入時に届いたものは全部保管しておきましょう)
全額返金保証付の公式サイトはこちら⇒アトピー肌専用化粧水『みんなの肌潤ろーしょん』