カレンデュラのインフューズドオイルとチンキで洗顔石鹸を作った

カレンデュラを未精製のホホバオイルに1ヶ月間漬け込んで、インフューズドオイルを作りました。

そんでもって、残ったカレンデュラをBG(ブチレングリコール)を使ってエキスを抽出し、ハーブチンキを作りました。

どちらも化粧水作りやクリーム作りに使用しているのですが、すぐ使いきってしまうようなものではないので、けっこう余っています。

そこで、今回は洗顔石鹸を作る時にどちらも使ってみよう!と思いまして、カレンデュラのエキスもチンキもどっちも入れた石鹸を作ってみましたよ。

石鹸素地を使って作るので、苛性ソーダは使いません。混ぜて捏ねるだけの簡単レシピとなっています。

生活の木の石鹸素地の全成分を調べる

↑こちらが石鹸素地です。超シンプルな素材でできた石鹸を細かく削ったもののことですね。

私が使っているのは「生活の木」っていうところのもので、全成分が『石鹸素地(パーム油、パーム核油)、EDTA、エチドロン酸』となっています。

パーム油はアブラヤシというヤシの実から摂れるオイルで、パーム核油はアブラヤシの種子から摂れるオイルです。それらのオイルと水、苛性ソーダを反応させて作ったシンプルな石鹸となってます。

で、そこに以下のキレート剤2種が配合されてるということですね。

EDTAはエデト酸のことで、化粧品では酸化防止用に使われます。食品にもよく使われているものです。

エチドロン酸は洗剤、水処理剤、化粧品、医薬品などに使われているもので、乳化剤や粘度を出す為、変質防止などに使われています。

石鹸は使用後洗い流すものなので、エデト酸やエチドロン酸などのキレート剤(金属イオンを封鎖する物質)の肌への影響は、問題ないかなと私は考えています。

私もずっとこれを使用し続けてますが、使い勝手よく肌にも優しいなと感じています。長持ちするので1kg買って1年ほどかけて使い切るようにしています(私はこれを石鹸シャンプー用にも使ってます)。

カレンデュラのエキスとオイルを混ぜていくよ

カレンデュラのインフューズドオイルを10ml計りました。

石鹸素地40gに全部入れていきます。素地はジップロック的な袋へ入れて準備しています(袋の内側も消毒してます)。

↑こんな感じになります。このまま捏ねていきますが、そのままではなかなか石鹸素地の粒々がなくなりません。

なので、今回はオイルを湯煎して温めてから投入しました。

↑粒々も柔らかくなっています。

ここにカレンデュラのチンキ(エキス)を入れていきます。

今回は2.5ml入れます。

冷蔵庫で保管してたやつです。

100mlほど作ったので余りまくってます。また今度、石鹸を作る時も使おうっと。

粒をつぶすように、ひたすら捏ねていきます。袋が破けないよう注意しましょう。厚めの袋を使うといいです。

しっとり用にバターミルクパウダーを入れてみる

前回はミネラルファンデが落ちやすいように竹炭を入れたんですが、今回は冬で乾燥が激しいこともあり、しっとり感が出るようにバターミルクパウダーを入れることにしました。

2.5ml(小さじ1/2)スプーンに1杯分をいれます。これ、偏らないように最初に入れて素地にまぶしておけばよかったかも。

↑粉末ミルクよりさらに粒子が細かい感じ。香りはミルクそのものっていう感じです。

でもカレンデュラの牧場っぽい香りと混ざるとちょっと臭かったです(;・∀・)

これですべての材料を入れ終わりました。さらに捏ねていきます!

今回のレシピ紹介

今回のレシピは石鹸1個分で、以下の通りです↓

・石鹸素地 40g
・カレンデュラインフューズドオイル 10ml
・カレンデュラチンキ 2.5ml
・バターミルクパウダー 1/2スプーン1杯

カレンデュラがけっこう独特な香りを持ってるので、出来上がりは臭いかなと感じましたが、数日間乾燥させると香りはほぼ消えてなくなっていました。

香りが気になる場合は、精油を4滴ほど入れて作ってみてください。

草系の香りは合わないと思うので、入れるならローズとかラベンダーですかね。オレンジ系は合うと思います。

捏ね終わったら成形して乾かす→完成

体温で溶かす感じでこねまくっていたら、綺麗に混ざってきましたー!ツブツブ感も消えてます。

これくらいになったらもうOKです。成型して乾かしたら出来上がりです。

消毒して乾かしてあったサランラップの上に出して、手でギュギュっと成形しました。

この時に可愛い型があれば、可愛い感じに仕上がりますよ。私は面倒なのでやってないですが、出来上がりが可愛いとちょっとテンション上がりますよね(*´▽`*)

↑オフホワイトの可愛い色の石鹸が出来上がりました。

もっとメイク落ちを重視したいわ!って場合は、竹炭かクレイパウダーを入れてください。大さじ1/2くらいでOKです。竹炭やクレイを入れると、お風呂場でも溶けにくくなりますよ。

泡立ちの特徴と使ってみた感想

泡立ててみました。ミルクパウダーのお陰なのか、かなりキメ細かく『もっちり』した泡になります。

オイルを多めに使ったレシピにしたので、洗顔後の保湿力はかなり感じますね。洗い上がりも潤いいっぱいです。肌にキュ~ッと密着してくる泡で気持ちいいです。

真冬の超乾燥肌用に作ったものなので、出来上がりには満足です!特に朝洗顔用にはめちゃいいです。

ただ、竹炭を入れて作った石鹸(こちらの記事で作ったものです)に比べると、メイク落ちという点ではちょっと力及ばずですね。

やはり竹炭パウダーだったりクレイパウダーが入っていると、メイクが落ちやすいです。その代わり、保湿力は少し落ちますが…

でも今回作った石鹸と、前回作った竹炭石鹸を一緒に使うとすごく良かったんですよ。メイクも1回の洗顔で落ちるし、潤いを落としすぎないし。なので、このレシピにクレイか竹炭を入れるとさらに良くなるかなと思います。

そんなこんなで、今は残ってた竹炭石鹸と一緒に毎日使っています(朝だけこの石鹸オンリーで使ってます)。

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