秋が来て乾燥の季節がやってまいりました。
私は秋冬になると、乾燥で腕も足も白い粉が吹いてしまって痒くなるんです。それを防ぐため、お風呂上がりには全身を保湿しなければなりません。
手作り化粧水では潤いが足りない&バシャバシャしてて体に塗りづらいので、今回はトロッとしている化粧水を作ることにしました。
顔にも塗れますし、体にも塗れる『とろみ化粧水』です。
まずは化粧水を作ろう、市販のものでもOK
まずは基礎となる普通の化粧水を作ります。
私がいつも作っているレシピは以下の通り↓
・グリセリン 2.5スプーン1杯(=小さじ1/2です)
・ベタイン 2.5スプーンの半分
・トレハロース 2.5スプーンの半分
以上の割合で振りまぜれば完成です。
グリセリン5mlと精製水100mlだけを混ぜるより、保湿感がアップするので、こちらのレシピでいつも化粧水を作ります。
なお、常温で保存したい場合は「1.2-ヘキサンジオール」という弱めの防腐剤を1%の割合で入れてください。1ヶ月なら常温保存できます。
冷蔵庫で保管して、使う時だけ出す場合は防腐剤は入れなくて大丈夫。私はいつも2週間で使い切ります。
市販の化粧水にとろみだけ出したいのよって方は、市販の化粧水を使ってくださいね。
増粘剤を混ぜるだけでいい!…でも混ざりづらい
↑こちらは『キサンタンガム』という、植物を発酵させて作った増粘剤です。
増粘剤というのは、粘り気を出すことが出来るものです。ちなみにキサンタンガムは、食べ物の「あんかけ」などのトロミ付けにも使われています。
今回はこれを使って、とろんとした化粧水を作ります。
…とはいっても作り方は簡単。
化粧水にキサンタンガムを入れて、よく混ぜれば完成です!
↑今回は化粧水50mlに対して、キサンタンガムを1/2スプーン1杯いれてみます。(1/2スプーン=小さじ1/10、0.5ml)
※キサンタンガムの量が多かったです。量をもう少し減らした方がいいかも。詳しくは後ほど書きますね※
うっかり一気に粉を入れちゃいましたが、少しずつ振り入れた方が溶けやすいらしいです。
とりゃーーーー!!!
…と勢いよく振り続けること3分…。混ざらん…混ざらんよ全然…orz
一気にキサンタンガムを入れたもんで、ダマになってしまいました(;´∀`)
こうなったら仕方ない。
面倒ですが一度ビーカーに出して、100均で買ったカプチーノミキサーという小型の泡だて器で、ガーッとかき混ぜてやろうと思います。
どうしても溶けないダマは捨てよう
電動の泡だて器でかき混ぜます。すぐ混ざって透明になってきたんですが、どうしても残ったままのダマが3つほど。
仕方がないので、ダマだけすくって捨てました。
こうなるので、キサンタンガムを化粧水へ入れる時には、少しの量ずつ、ちょっとずつ入れていきましょう。
2度目の作成では、ほんのちょっとずつ粉を入れて、その度に振り混ぜていれば、いちいち泡だて器を使う必要なくとろみ化粧水が作れました。
キサンタンガムの量は計る必要なし!
↑出来上がった初・とろみ化粧水です。ちょっと増粘剤を入れすぎました(;・∀・)
何度か作って思ったんですが、キサンタンガムは化粧水◎mlに対して◎gとか、そういうのを計る必要はないですね!
っていうのも、「ほんの少しずつキサンタンガムを化粧水へ振り入れる⇒その度にフタをしてブンブン振る⇒またフタを開けてキサンタンガムを少しだけ入れる⇒振り混ぜ」っていう感じで作ることになるんですよ。
で、そのうちに「あ、このとろみ具合、ちょうどいい!」っていう時が来るんですよね。その時にそれ以上、キサンタンガムを入れなければいいだけの話なのです。
なので、いちいち増粘剤の量を計る必要もないと思います。
手作りのとろみ化粧水の実際の使用感は?
↑ちょっと分かりづらいかな?とろーんと糸を引いています。
けっこうな粘り気でして、でもそのお陰でお風呂上がりのボディにも塗りやすいですね。
実際に体や顔に塗った感想ですが…とにかく、超絶・伸びがいい!!!ビックリするほど少量で伸びます。超伸びます。
なので、体全体を素早く保湿したい!という場合にすごくいいです。
しかも、塗った後はけっこうすぐにサラサラになるんですよ。でも肌は乾燥した感じもなく潤ってるので、すぐに服が着れていいんですよね。
顔に使った場合は、この化粧水の後に保湿オイル(ホホバオイルとか)を塗っています。
手触りとしては、キサンタンガム多めだと『どぅるん』って感じ。少なめだと『とろ~ん』としてます。このサラサラ感、癖になりますね。
体の粉吹きはどうなったか
白い粉が吹いていた足や腕ですが、とろみ化粧水をお風呂上がりに必ず全身に塗るようになってから、かなり改善されました。
油分が含まれていないので、クリームや乳液ほどの保湿力はないものの、粉吹きの酷い足以外は、この化粧水だけでもイケそうですね。背中や腕などは。
ただ、足の一番粉吹きがキツイ場所は、まだ皮膚がカサカサとめくれたりします。
全身保湿にこのトロミ化粧水を使って、特に乾燥が激しい場所にはクリームで保湿、という使い方が一番いいかもしれませんね。
乳液やクリームだと、ここまで伸びは良くないですから。
とろみ化粧水のレシピ&後で水分は追加できるか
そんなこんなで、思いのほか簡単に、とろみ化粧水が作れました!
普通に化粧水を使うよりは、キサンタンガムを入れた方が保湿力があるように感じます。
一応レシピも書いておきますね。参考まで。
・キサンタンガム1/2スプーン1杯
※かなりドゥルンとした粘り気のある化粧水になったので、キサンタンガムはもうちょっと減らすといいです
・キサンタンガム1/2スプーン1杯山盛り
※ちょうどいいトロミ具合になりました
そうそう。あまりにもトロミが強すぎたとろみ化粧水ですが、あとで化粧水だけ追加しても、よく振ったらきれいに混ざりましたよ。
なので、増粘剤を入れすぎたなって場合でも、後から水分を追加すればちょうどいいトロミ具合にすることができます。
化粧水の代わりにハーブの蒸留水(フローラルウォーター)を使ってもいい感じに仕上がりますので、ぜひぜひお試しあれ~。私はローズウォーターを入れましたが、全身いい香りに包まれてうっとりしました(*´▽`*)