よく手作り化粧品の材料を買っているお店「カフェ ド サボン」さんで、ハンガリアンウォーターのチンキ作成キットを買いました。
キットの中身は以下の通りです。
ネロリ 3g
ペパーミント 5g
ローズ(レッド) 3g
ガラスの密封容器(500ml)
無水エタノール 100ml
コーヒーフィルター 1枚
レシピ付きの説明書 1枚
ワンタッチキャップ(無水エタノールの容器にこのキャップを付けることで、化粧水の入れ物として使えるようになります)
あとは精製水だけ自分で買えば、すぐにハンガリアンウォーター用のハーブチンキを作ることができます。
必要な精製水は200mlです。
作成期間ですが、ハーブを漬け込んでからチンキが出来るまで1か月ほどかかります。
ハンガリアンウォーター手作りキットを仕込む手順
まず、ガラス容器とゴムを消毒します。
フタにゴムをつけて、ドライハーブをすべて入れます。
あとは無水エタノール100mlと、あと精製水200mlを入れて蓋をすれば、仕込みは完了です。
↑作成当日の写真ですが、すでに少し緑色になってきています。
この後、冷暗所にビンを置いておいて、1か月間、毎日ゆすります。
ちなみに、ゆするのを忘れてもチンキはできます。
私はついつい忘れてしまって、5日に1回くらいしかゆすりませんでしたが、問題なくチンキが出来上がりました。
でもゆすってあげるとよくエキスが出るようなので、できたら毎日ゆすってあげてください。
1か月後、チンキが出来上がります。
出来上がったチンキを濾して保存容器へ
1か月経ちました!!
最初は薄緑色の液体でしたが、茶色い液体になってます。
これを、キットについてきたコーヒーフィルターで濾せば、ハンガリアンウォーター用チンキの完成です。
ちょっと甘い香りで、ミントが入ってるので爽やかなスーッとした感じもあります。
濾した後は、保存容器へ入れてください。
私は遮光のプラスチック容器へ入れました。
(もちろん容器を消毒してからチンキを入れてくださいね)
もともとチンキを入れてあったビンをきれいに洗って乾かして消毒してから、濾したチンキを戻しても構いません。
ちなみに、チンキを濾さずに、上澄み液をすくって使うこともできます。
上澄み液をすくって使う場合、細かいハーブのかけらが入ることもあるので、私はいつもコーヒーフィルターで濾して使っています。
精製水95mlに対して、チンキを5ml混ぜれば、ハンガリアンウォーターの完成です。
出来上がったチンキには、出来上がった年月日を書いておくと便利ですよ。いつ作ったかって、すぐ忘れてしまいますからね。
保存場所と保存期間、アルコール飛ばしについて
保存場所ですが、必ず冷暗所に保管してください。
私は冷蔵庫に入れています。最近の夏は異常に暑いので、冷蔵庫が一番安心かなと思って。
保存期間ですが、このまま保存すれば1年以上は持ちます!
精製水に混ぜるだけで簡単に化粧水ができますし、チンキを作っておけば手作り化粧水づくりが楽でいいですよ。
なお、アルコールが苦手な方はアルコールを飛ばすことも出来ます。
とはいえアルコールを完全に飛ばすというのは難しいです。
口の広い入れ物(ビーカーなど)にチンキを入れて、湯煎して、そのまま30分ほどおきます。
もしくは、小さい鍋にチンキを入れて煮ます。
アルコールを飛ばした場合、長持ちしなくなりますので、そこだけ注意してください。
アルコールを飛ばしたい場合は、毎回、使う分だけ湯煎してある程度アルコールを飛ばすことをお勧めします。
ちなみに私は全くアルコールを飛ばさずに化粧水を作って、使っています。
今回は無水エタノールで作ったチンキですので、飲用はできないのでご注意ください。
(飲用のチンキはウォッカやホワイトリカーなどのお酒を使います)
余ったハーブは入浴剤に使おう
チンキを濾したらハーブが残りますよね。
ガーゼなどに包んで輪ゴムで止めて、お風呂に浮かべると入浴剤になりますので、入浴剤としてぜひ使ってみてください。
そのまま捨てちゃったら、もったいないですからね。
今回使ったハンガリアンウォーター手作りキットでは、どれくらいのチンキが作れるのかというと……
実は、最後にこぼしてしまったので200mlほどのチンキが出来上がりました。もったいない。。
こぼしてなかったら250mlくらい出来てたと思います。
50mlほどはドライハーブに吸われたようで、ギューッと絞れば出てきたと思うんですが、私はハーブは絞らずにそのまま入浴剤に使っちゃいました。
(もちろん絞ってもOK)
チンキが200mlできたとして、100mlの化粧水を作るのに5ml必要なので、40回分は化粧水が作れます。
つまりは4000ml分の化粧水が作れるということに……4000mlというと4リットル!
1回のチンキ作成で4リットルの化粧水が作れるというのは、めっちゃコスパいいですね。
ハンガリアンウォーターと言えば、ハンガリーの王妃(エリザベート1世)が72歳のときに、ポーランドの20歳の王子様にプロポーズされたという逸話が残っていて、若返りの化粧水として有名です。
この手作りキットでは手軽にハンガリアンウォーターが作れるので、気になる方はぜひ作ってみてくださいね。
1か月間も待てないわ!という方には、混ぜるだけのキットもあるので、⇒実際に私が作ってみた時の記事をご覧ください。