「ゆらぎスタイル」さんの、実生ゆずと水だけでできた『YSフローラルウォーター』を1か月ほど使いましたので、感想やアレンジ化粧水レシピをまとめたいと思います。
実生(みしょう)ゆずとはどういう意味かというと、種から育てられたゆず、という意味です。
接ぎ木でもないし、苗をどこかで買ってきたものでもなく、種から発芽させてずっと育ててきたゆずですよ、ということになります。
フローラルウォーターというのは芳香蒸留水のことで、植物を蒸留して得られる蒸留水のことです。
植物の有効成分が水に溶け込んでますので、そのまま化粧水として使うことができます。
実生ゆずの成分と作用について
ゆずは、種を植えてから実がなるまで、なんと18年もかかります!
しかも実生ゆずには、200年から300年も生き抜く生命力があるんだそうですよ。
そんな実生ゆずの、部位別の成分や作用をまとめてみました。
・わた、袋、すじ・・・ペクチン、ピネン、ナリンギン、ヘスペリジンなど=うるおい、抗酸化、血行促進
・種・・・ペクチン、リモネン、ヘスペリジンなど=うるおい、保湿、美白、血行促進、コラーゲン活性、抗菌、抗炎症、皮膚のターンオーバー
・実・・・ビタミンC、クエン酸=疲労回復、抗酸化
もともと、ゆずは果汁を絞ってジュースにしたり調味料の原料にしたりして使用されていますが、果汁を絞った後の皮やわた・種・残った果実などは産業廃棄物として捨てられていました。
それを譲り受けて作られたのが、ゆらぎスタイルさんの実生ゆずのスキンケアシリーズです。
私が今回使ってみたフローラルウォーターだけでなく、ローションやクリーム、クレンジングなども販売されています。
YSフローラルウォーターの全成分と使った感想
青色のビンに入っていますので、遮光ビンだと思います。
全成分は以下の通りです。
ゆずの芳香蒸留水そのままで、ほかに何も余分なものは入っていません。
実生ゆず自体も無農薬と書かれてますので、スキンケアに使うにはもってこいですね。
ゆずの産地は大阪府の箕面市です。
化粧水として使った感想ですが、サッパリした化粧水という感じです。
肌に吹きかけてもぐんぐん肌が吸い込んでいってしまうので、よほど乾燥していたんだなとビックリしました。
刺激感もないですし、香りは強くはないんですが、柑橘系のいい香りがします。
スプレーボトルに入っていまして、細かい霧状に出ますので、メイクの上から日中の乾燥対策にも使えました。
美容オイルと手のひらの上で混ぜて、化粧水の後の乳液代わりに使ったりもしました。
光毒性はあるかどうか?酸性度は?
光毒性は、このYSフローラルウォーターにはありません。
水蒸気蒸留法によって抽出された精油や蒸留水には、光毒性は出ないとされています。
柑橘類の光毒性が危惧されるのは、圧搾法などの方法で得られた精油です。
このYSフローラルウォーターには、フクロマリンなどの光毒性のある成分が入っていないことが確認されているとのことです。
(パンフレットに試験番号と合わせて書かれていました)
私も朝のお手入れで毎日使い続けましたが、問題ありませんでしたよ。日焼けすることもなかったです。
首にも塗っていて、そのまま日焼け止めも使ってませんでしたが日に焼けていませんでした。
酸性度ですが、肌に理想的とされている弱酸性pH5です。
アレンジレシピ1、ローズウォーターと混ぜる
ゆずのフローラルウォーターとローズウォーターは相性がいいと、YSフローラルウォーターを購入した時に店員さんに聞きましたので、さっそく試してみることにしました。
ちょうど、いつも手作り化粧品原料を買っているマンデイムーンさんで、ブルガリア産のダマスクローズウォーターがセールになっていたので購入。
とりあえず、1:1で混ぜ合わせて使ってみました。
ダマスクローズウォーター自体がしっとりしているので、ゆずのフローラルウォーターだけで使うより保湿感があっていい感じです!
乾燥肌には嬉しいです。
この組み合わせは肌の再生や乾燥肌対策にいいと聞いたので、しばらく使い続けましたが…確かにそうかもと感じました。
特に乾燥にいいように思います。
さらに保湿感を出したい場合は、ヒアルロン酸を入れてもいいと思います。
私は粉末状のヒアルロン酸を持ってましたので、少しとろみが出るまで目分量で入れて溶かして使いましたが、さらに保湿感がアップしました。
・YSフローラルウォーター
・ダマスクローズウォーター
好みの配合で混ぜ合わせる。しっとりさせたい場合はローズウォーターの量を増やし、サッパリさせたい場合はゆずのフローラルウォーターの量を増やす。
※しっとり感をアップさせる場合は、ヒアルロン酸原末や、キサンタンガムなどを入れてとろみをつける。入れる量だが、好みのとろみがつくまで少しずつ入れて溶かして加減する
アレンジレシピ2、自家製ヘチマ水と混ぜる
種からヘチマを育ててへちま水を取りましたので、ゆずのフローラルウォーターと混ぜて使ってみました。
(ヘチマ水は、ヘチマが根っこから吸い上げた水を集めて濾したものです。詳しくはこちらの記事参照)
こちらはヘチマ水:ゆずのフローラルウォーター=1:1、2:1の2種類作って使ってみたんですが、どちらもサッパリした化粧水になりました。
ヘチマ水自体もさっぱりしてますからね。
私個人としてはローズウォーターと混ぜたほうが好きかな。香りもいいですし。
ただ、ヘチマ水は肌にめっちゃいいといいますし、自家製なのでタダということで、バシャバシャ使えてよかったです。
3回は重ね塗りすることをお勧めします。
1回で大量に塗るより、肌に浸透してからまた少量重ね付け…というのを繰り返す方が乾燥対策になるように思います。
・自家製無農薬ヘチマ水
・YSフローラルウォーター
ヘチマ水:YSフローラルウォーター=1:2 だと、バシャバシャ使えていい感じ。香りはほぼヘチマ水の香りになった。
ヘチマ水:YSフローラルウォーター=1:1 正直、使い心地的には上記と変わらないけど、成分的にはこちらの方がよさそうな気がする。ゆずの成分が多めになるので。
混ぜる割合はお好みで!
精製水を使った化粧水アレンジレシピ
その他の手作り化粧水アレンジレシピも載せておきますね。
・精製水
・グリセリン(植物性)
目安は「YSフローラルウォーター+精製水=100ml(混ぜる割合は好みでOK)」に対して「グリセリン4ml~4,5ml」ほど。
グリセリンは石油由来のものではなく、植物由来のものがおすすめ。
とろみつけ(保湿感アップ)にヒアルロン酸原末やキサンタンガムを混ぜ込んでもいい感じです
※キサンタンガムなどとろみのつくものは、好みのとろみになるまで少量ずつ入れ混ぜればOKです※
・好みのフローラルウォーター(芳香蒸留水)
ローズウォーター以外にもいろんな芳香蒸留水がありますので、好みのハーブの蒸留水と混ぜ合わせて、化粧水として使うことができます。
混ぜる配合量はお好みでOK。