ヘチマを育てて化粧水を作ってみた!ヘチマ水の取り方や保存方法

『ヘチマ水』をご存知でしょうか?

ヘチマ水というのは、ヘチマが根っこから吸い上げた水分を集めたもののことなんです。

日本では『美人水』とも呼ばれ、古くから化粧水として使われてきました。

私もぜひ、自分で作ってみたい!と思いまして、今年チャレンジしてみましたよ。

うまくいきましたので、ヘチマを種から育てる方法、肥料について、ヘチマ水の取り方と煮沸方法、保存についてなどなど、色んな情報をまとめてみたいと思います。

ヘチマを有機栽培で種から育てる

ヘチマのタネ

無添加化粧品を取り扱っているお店「ネオナチュラル」さんで、無料でヘチマのタネを配ってくれていたので、応募しました。

なんと無料で馬油石けんまで貰っちゃいました!

種は大きなスイカのタネみたいな感じです。

1晩水につけてから、土に埋めます。種蒔き用の土を使うと、発芽率が高くなりますよ。種が完全に見えなくなるように土をかぶせてください。

(種はあまり深く土の中に埋め込まないようにします。深さ1cmくらいまでなら問題なかったです)

たっぷりと水やりをして、乾かないよう管理します。

ヘチマのふたば

だいたい日中の最高気温が24度を超えるくらいの時期に発芽し始めました。

20度以下だと芽が出なかったです。6月に入ってからの種まきをオススメします。

だいたい9月末ごろにヘチマ水を取りますので、6月下旬くらいから育てても十分に間に合います。

ヘチマの苗

↑写真くらいに大きな苗に育った頃、植えつけます。

これより小さい時期に植えつけたところ、ダンゴムシに食べられて消えてしまいましたので、ある程度大きく育ってからの植え付けがいいと思います。

私はプランターに植え付けましたが、地植えでももちろんOKです。

支柱を建てるか、ネットを張って、ツルをからませて大きく育つようにしておきます。我が家ではフェンスに這わせました。

ヘチマの摘心

本葉(ギザギザしてる葉っぱです)が7~10枚になったころ、摘心をします。

芽の先を指でつまんでちぎります。これ以降は、特に何も触る必要はありません。そのまま放っておけば実がなります。

実は小さい頃に収穫すると食べられますし、大きく育てるとヘチマタワシが作れますよ。

せっかくなので化学肥料を使わず、有機栽培をしたいという方も多いと思います。

そういう場合は『発酵油かす』を使ってみて下さい。必ず発酵させたものを使います。でないと根を痛めますので……。

プランターの隅をちょっと掘って、発酵油かすを置き、土をかぶせてください。むき出しで置いておくと、虫が大量に集まりますので注意です。

ヘチマ水の取り方

中秋の名月(十五夜)のころ、ヘチマ水を取ります。今年2018年だと9月24日です。

私は今回、プランターに3株植えたところ栄養が足りなくなってしまったので、1本だけ早めの収穫となりました。

収穫時期がずれても問題ありません。

ヘチマ水を取る

地面から60cmくらいのところで、清潔なハサミで茎を切ります。

よく洗って乾かしておいたビンやペットボトルに茎を突っ込み、ゴミや虫が入らないように詰め物をします。私はキッチンペーパーを使いました。

更に、ペーパーが取れないように上からアルミホイルを巻きつけました。

ヘチマ水を収穫

この状態で1晩~1日待ちます。

真夏の暑い日に取る時は、日中かなり暑いので、遮光シートをかけておきましょう。私は100均の遮光シートをかけておきました。

丸2日間など長い時間そのままにしておくのではなく、1日ごとにヘチマ水を回収してください。1晩でも構いません。

根っこから吸い上げた水分を集めますので、根っこに繋がった方の茎を容器に突っ込んでくださいね!

煮沸してフィルターで濾す

ヘチマ水

ヘチマ水が取れました!

中身を鍋にうつして、同じようにセッティングしておけば、2度目以降の収穫ができます。

だいたい3日~4日ほど取れると聞いたんですが、私的には2日目までに収穫したものが質がよかったです。アクが出にくいしニオイもそんなにしなかったです。

ヘチマ水を沸騰させる

鍋に入れて沸騰させます。

だいたい4分ほど沸騰させましたが、1分でもいいとか、グツグツしない程度で2分など、人によって違うようです。

グツグツさせた方が、出来上がりのヘチマ水がキレイになりましたので、私は4分ほど沸騰させて作っています。

ヘチマ水を濾す

コーヒーフィルターを2枚重ねにして、濾します。

濾してから冷まして、消毒しておいたお好みの容器に入れれば、ヘチマ水の完成です!このまま化粧水として使えます。

やわらかいプラスチックボトルに入れておくと、そのまま冷凍保存ができて便利ですよ。

透明と白濁、色の違い、保存方法

濾した後のヘチマ水

↑これが1日目に取って、4分ほど沸騰させたヘチマ水です。完全に透明です。

ニオイはほとんどないですが、わずかにウリっぽい香りがします。顔につける分には気になりませんでした。

ヘチマ水

↑2日目に取って、グツグツさせないで2分ほどコトコト煮たヘチマ水です。

少し白濁しています。ポカリスエットみたいな色です。

こちらは透明のものよりニオイがしますが、顔につける時も気にならないレベルでした。

全くの無添加なので、私は冷凍保存をしています。

ただ、冷蔵庫でも問題ないかと思います。冷蔵庫で保存されている方も多いようですので。

ニオイをかいでみて、前と変わった、臭くなった場合は使わず捨てましょう。

ヘチマには抗菌成分が多いので、腐らないという話もあるようなんですが、ちゃんとした設備で作ってる訳でもないですし、安全を考えて冷凍庫もしくは冷蔵庫での保管がいいかと思います。

ヘチマ水の成分と、肌にいい理由

ヘチマ水には、以下のような成分が含まれています。

・サポニン(プロトパナキサトリオール)
・ペクチン
・多糖類
・アミノ酸

ヘチマ水に含まれているサポニンの一種「プロトパナキサトリオール」は、高麗人参に含まれている有効成分なんです。

サポニンの一種で、日焼けなどによる炎症を抑えるのによいとされています。

また、ヘチマ水はそのままで弱酸性なので、弱酸性である人間の肌にも優しい使い心地です。

根っこから吸い上げられたヘチマ水は、水の構造(クラスター)が普通の水より小さいので、肌への浸透もよいと言われています。

日本では古くから化粧水として使われ、「美人水」「キレイ水」と呼ばれてきました。

敏感肌や乾燥肌、油性肌などあらゆる肌質に合うそうです。私は敏感性乾燥肌ですが、赤く炎症を起こした部分にも全くしみないで使えています。

もちろん人によって体質が異なりますので、使う前には一度パッチテストをして下さいね。

他にもこんな使い方ができます

ヘチマの茎から出る水

もしも大量にヘチマ水が取れてしまい、使いきれない場合などは、入浴剤代わりに使うことができます。

私はヘチマ水150mlほどを入浴剤に使ってみました。少しお湯が滑らかというか、柔らかくなったような感触でした。

他には、コットンやフェイスパックにたっぷりと染み込ませてフェイシャルパックに使う。

拭き取り化粧水として使う。

ボディローションとして体全身に使うなどすると、大量に使いきれると思います。頭皮ももちろん使えます。頭皮も日焼けしてますので、オススメです。

他には、添加物を入れてませんので飲むこともできます。1日10mlほどでいいそうです。

利尿作用がありますので、飲み過ぎないよう気を付けます。昔はタン切りや咳止めにも使われていたそうです。

ちなみに私も飲んでみましたが、美味しくはないですしちょっと青臭いのが気になりますが、飲めないことはなかったです。

ヘチマ化粧水の手作りアレンジ色々

せっかくの無添加、ヘチマ水100%の化粧水を作ったので、私はそのままで使っています。

しっとり感があり、全く問題なく化粧水として使うことができますが、人によってはアレンジしたい方もいると思います。

以下のような感じで、アレンジしてみて下さい。

・もっと保湿したい・・・トレハロース、ベタイン、低分子加水分解コラーゲン原末、ヒアルロン酸
・美白にこだわりたい・・・キウイエキス
・とろみをつけたい・・・ヒアルロン酸、キサンタンガム、グアガム
・香りをつけたい・・・精油+無水エタノール

・腐らないように抗菌成分や防腐剤を入れたい・・・GSE(グレープシードエクストラクト)、ユズ種子エキス、BG、1,2-ヘキサジンオール、エタノール

精油を入れたい場合は、まず無水エタノールと精油を混ぜ合わせた後、ヘチマ水と混ぜてください。

こうすれば水分と精油が分離しません。

市販品もあります

市販されているヘチマ水もあります。

ただ、化学合成成分が入ったものも多いですので、ヘチマ水100%のもので、さらには有機栽培のものを選ぶようにしましょう。

化学肥料で育てるより、有機栽培で育てた方が、植物に含まれる成分が多くなるのだそうです。

家で育てる場合は、市販の培養土には元肥が入ってますので、追肥する肥料だけ有機のもの(発酵油かすなど)を使ってみて下さい。

花が咲いた後くらいに追肥すると、ちょうどいいですよ。

あとは葉っぱが黄色くなった時も栄養が足りてないので、追肥してください。