市販の強い日焼け止めが塗れなかった私は、現在30代半ばなのですがシミが多いです。
手作り化粧品を使い始めてから、自然の植物が持つ成分にも注目し始めたのですが、そこで気になったのがユキノシタエキスです。
手作りの美白化粧水を作る時に使う方が多いと聞いたので、さっそく買ってみました。
ユキノシタというのは、本州・四国・中国・九州に生息する植物で、半日陰の岩場などに自生しています。「ユキワリソウ」や「イワブキ」と呼ばれることもあります。
この記事では、ユキノシタの効果や効能、化粧水の作り方とレシピについて詳しくまとめていきます。
ユキノシタエキスの肌への効果、なぜ美白が期待できるか
ユキノシタエキスには、抗炎症・抗菌作用、そして美白作用があります。
抗炎症と抗菌ということで、肌が荒れている時や、吹き出物が出ている時なんかに使うといいですね。
プロアントシアニジンという成分も含んでいるのですが、この成分は肌を酸化から守ってくれますので、年齢肌ケアにも適しているといえます。
美白にいいとよく言われるのは、アルブチンという成分を含んでいるからです。
シミができる工程は以下の通りです↓
↓
色素細胞でチロシナーゼという酵素が活性化する
↓
メラニン生成を促進する
アルブチンは、この『チロシナーゼという酵素が活性化する』のを抑えてくれるんです。
日焼けをすればシミやソバカスが出てきますが、出てきにくくするということですね。
また、紫外線による色素沈着も抑えてくれますので、シミの原因を抑制するための攻めのケアにも使えますし、日焼け後の色素沈着を抑えるためのアフターケアとしても使うことができます。
手作り化粧水の作り方とレシピ
それでは、ユキノシタエキスを使って、手作りの美白化粧水を作っていきましょう。
基本のレシピは以下の通りです↓
・ユキノシタエキス 2.5ml
私は乾燥肌なので、さらに保湿感を出したいということと、栄養を多く含んでいるということで、ローヤルゼリーを追加して化粧水を作りました。
レシピはこちら↓
・ユキノシタエキス 2.5ml
・ローヤルゼリー原末 1g
ローヤルゼリー原末の代わりにコラーゲンでもいいですし、ヒアルロン酸、トレハロース、ベタインなどでもOKです。
入れる量ですが、ヒアルロン酸原末だけは0.1gまでにして下さい。それ以外は同じく1gで構いません。でも0.5gくらいでもそこそこ潤いますので、お好みで調節してみて下さい。
全ての材料を消毒済みの容器へ入れたら、振り混ぜて完成です。
ローヤルゼリーのお陰でかなりしっとり感が強い化粧水になりました。
刺激感が全くなく、使いやすいです。美白を実感ということはないんですが、有名なハーブエキスですし、しばらく使い続けてみたいと思います。
沈殿が生じる場合があるのでエキスの組み合わせに注意
ユキノシタエキスはタンニンという成分を含んでいますので、アルカロイドを含む植物エキスと混ぜた場合、沈殿物ができたり濁る場合があります。
ですので、植物エキスを何種類も混ぜ合わせる場合は、少量から試してみましょう。わりと沈殿しやすいので注意です。
苦参(くじん)は相性が悪いそうです。
沈殿物ができるということは、有効成分同士が反応しちゃっているので、沈殿するような組み合わせでの使用はやめた方がいいそうです。
ちなみに、キウイエキスと一緒に使ったところ、沈殿物が生じました。
↑ユキノシタエキス、キウイエキス、ローヤルゼリーでこうなりました。
キウイの成分にアルカロイドが含まれているという記述は、調べても分からなかったんですが…。相性が良くないのかもですね。キウイエキスも美白成分として一緒に使いたかったんですが、諦めます。。
よく一緒に使われる植物エキスは『ウワウルシ』『ソウハクヒ』『ヒース』などですね。
出来るだけ少ない組合せ(2種や3種くらい)までにとどめておくと、沈殿しちゃって勿体ないことにもならないのでいいと思います。
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