ゴートミルクパウダーのお肌への効果と使い方・パックのレシピなど紹介

ゴートミルクパウダー

手作り化粧品に使う原料をあれこれ見ていたところ、ゴートミルクパウダーというものを見つけました。

ゴートということなので羊のミルクなんですが、粉末状で保存もききそうだし、ミルクといえば保湿力がありそうだということで購入。色々と使ってみることにしました。

この記事では、「ゴートミルクパウダーとは何なのか、どんな効果があるか、どんな使い方があるのか、パックと石けんの作り方など」についてまとめます。

「バターミルクパウダーやスキムミルク、ヨーグルトパウダーとの違い」についても説明してますので、良かったら参考にしてみて下さい。

ゴートミルクパウダーの効果

ゴートミルクパウダーを手のひらに出したところ

なぜゴートミルクパウダーが美肌にいいのかというと、含まれる栄養素が多いからです。

ビタミン(A、B群、D、E)やミネラルが豊富に含まれていますし、カプリン酸やカプロン酸、タウリンなどお肌にいい成分がたっぷり入っています。

クレオパトラも、ゴートミルクのお風呂に入っていたのだそうですよ。

牛乳よりアレルギーを起こしにくいですし、乳脂肪も含んでますので保湿効果も高いです。

紫外線によるダメージで肌は活性酸素を発生させますが、ゴートミルクにはタウリンが牛乳の20倍も含まれているため、抗酸化作用も強く、活性酸素を抑える作用が期待できます。

手作り化粧品に使う場合はどんな使い道がある?

基本的には、石鹸やパックにして使います。

・ぬるま湯や化粧水で溶かしてパックにする
・クレイパックに混ぜる
・石鹸を手作りする時に入れる
・石鹸素地に混ぜてミルク石鹸にする
・そのままお風呂に入れてミルクバスにする
・バスボムに混ぜる

あまり、化粧水として使うなどと言った話は聞かないですね。出来ないこともないようですけど…

バスボム(発泡入浴剤)に使う場合ですが、詳しい作り方は⇒こちらの記事にまとめてますので参考にして下さい。

バターミルクパウダーやスキムミルクとの違い

ゴートミルクパウダーとバターミルクパウダーを比較

バターミルクパウダーなど、他の種類のパウダーも化粧品原料としてよく売られています。

また、スキムミルクとどう違うかなどもちょっと難しいところですので、分かりやすくまとめてみました。

・ゴートミルクパウダー…羊のミルクを乾燥させたもの。

・バターミルクパウダー…牛乳からバターを作った際に残る液体を乾燥させたもの。

・ホールミルクパウダー…牛乳を乾燥させたもの。全粉乳とも呼ばれる。

・スキムミルク…牛乳から乳脂肪分を取り去ってから乾燥させたもの。脱脂粉乳とも呼ばれる。

・ヨーグルトパウダー…ヨーグルトを乾燥させたもの。

この中で化粧品原料としてよく売られているのは、「ゴート・バターミルク・ホールミルク・ヨーグルト」ですね。

一番栄養価が高いのがゴートミルクなので、美容効果を考えるのであればゴートミルクパウダーをオススメします。

クレイとゴートミルクの簡単パックを作ってみた

分量は適当で大丈夫です。今回はフレンチクレイのピンクを使いました。

今回、混ぜる量は『クレイ:ゴートミルク=1:1,5』で作りました。保湿重視の場合はミルク多め、毛穴汚れをよく取りたい場合はクレイ多めという感じで肌の調子に合わせて作りましょう。

容器にクレイとゴートミルクパウダーを入れます。

ここに化粧水、もしくは精製水を入れて練れば完成です。

(※クレイは金属を錆びさせるので、金属製のスプーンや容器は使わないでください)

私は自分で手作りしている化粧水を入れました。ちょっとずつ入れていきます。

思っているより少量の水分で溶けますので注意してください。硬さは『マヨネーズよりかため』です!

ゴートミルクパウダーとクレイのパック

出来上がりましたー!

できるだけお風呂に入る直前に作るようにして、作った後はできるだけその日のうちに使いきりましょう。保存する場合は冷蔵庫で。

なお、顔が濡れたままパックすると水が多すぎてとけて流れちゃうので、一度軽くタオルで顔を拭いてからパックしましょう。

洗い流した後は、まるでオイルを塗ったのかな?と思うくらいしっとりしますよ!肌もワントーン明るくなる気が…。クレイのお陰で鼻の毛穴汚れもすっきりしました。

クレイを使ってますので、パックが乾燥して固まる前に洗い流して下さいね。

私は5分ほどしたら、毛穴汚れの気になる部分を指でマッサージしてから洗い流しています。

石ケン素地に混ぜ込んでミルク石鹸を作った

あらかじめ、温めた精製水(もしくは化粧水)で溶いたゴートミルクパウダーを作っておきます。

それを石鹸素地に混ぜ込んで、捏ねて成型すれば完成です。

今回は以下のレシピで作りました。

・石鹸素地 20g
・ゴートミルクパウダー 1,5g
・温めた精製水 3ml

水もミルクも入れてますので、そんなに長持ちしないです。早めに使いきれるようミニサイズで作りました。

↑よくこねてからギュッと固めれば完成です。

普通の石鹸に比べると、泡立ちがきめ細かくなり、しっとり感が強くなります。

ここに「あずきパウダー」「クレイパウダー」「竹炭」などを入れると、毛穴汚れも良く落とせますよ。

精油など香りの強いものを混ぜると、相性が良くない場合は臭かったりするので注意してください。カレンデュラのチンキを一緒に混ぜて作ったらクサかったです…。

化粧水で溶いて洗顔後のパックをしてみた

ゴートミルクパウダーを少量の水で溶かせば、ミルクパックの完成です。

使う水分は、精製水でも化粧水でも構いません。

腐りやすいので、出来る限り早く使いきりましょう。すぐ使わない場合は冷蔵庫保管して、出来るだけその日のうちに使いきります。

しっとり感が強いので、特に乾燥肌の方にはオススメのパックです。ただ汚れ落ちなどの効果はないです。

もちろん顔以外に体に塗ってもOKです。冬の粉吹き肌に使ってもいいですね。

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