標高1,000メートル以上の高地に自生しているクマザサを使った、無添加の入浴剤『ささあらい』を使ってみました。
あの雑誌のananで、カラダに良いものとして認定された商品です。
市販されている入浴剤といえば、石油由来の香料や着色料・保湿成分などが入っているものがとても多いですが、ささあらいは完全無添加の入浴剤です。
赤ちゃんやペットにも使うことができるし、なんと化粧水として使うこともできるんですよ。
入浴剤として使った感想や、全成分について、入浴剤以外の使い方などについてまとめたいと思います。
ささあらいの全成分の詳細
※「あらいはま」と書かれてますが、現在は商品名が変わって『ささあらい』になっています。内容は全く同じです。※
私はお試しのミニサイズを買ってみました。
ささあらいの全成分を見てみましょう。
水、クマザサ葉エキス、海塩、石ケン素地、炭酸Na
クマザサ葉エキスは、クマザサの葉っぱから得られるエキスです。
海塩はその名の通り海の塩で、オーストラリアの世界遺産に選ばれたシャークベイ産の塩が使われています。
石ケン素地はシンプルな石鹸そのもので、洗浄成分でもありますが、乳化成分としても使うことができます。
炭酸Naは炭酸ナトリウムのことで、pHの調整や石けんのアルカリ剤として使われる成分です。
昔は海藻などを焼いた灰から炭酸ナトリウムを作っていたそうで、灰汁とも呼ばれます。
ささあらいは「養命研究所」という会社で作られている商品なんですが、この会社は医薬部外品等の研究・開発・製造などをしている会社です。
この会社が作っている医薬品「ササヘルス」の精製技術を応用して、バスエッセンスささあらいが作られています。
クマザサの成分について
ささあらいの主成分「クマザサ葉エキス」ですが、クマザサという笹の葉から得られるエキスのことです。
クマザサの葉には防腐効果があることから、笹寿司や笹団子、ちまきなどにも使われてきました。
高山に自生しているササで、日本でも古くから民間薬としても使われてきていますし、中国では漢方薬として使われてきています。
主成分は「クロロフィル」という葉緑素で、抗酸化作用も抗菌効果も強いといわれています。
クマザサ特有の成分として「クマザサ多糖体(バンフォリン)」という成分もあり、防腐や抗菌効果だけでなく、免疫力を活性化させるといわれています。
そのほかにも鉄、カルシウム、ビタミンC・K・B群、リグニン(食物繊維)などいろいろな成分が含まれています。
最近ではクマザサエキスを歯周病予防に使うという話もよく聞きますし、サプリメントやクマザサ茶なども販売されていて、健康食品として注目されています。
入浴剤のほかに化粧水やシャンプー、消臭にも使える
入浴剤として使う場合は、1回の入浴で10~15mlをお湯に混ぜて使います。
笹の葉の表面ってツルツルしてますが、あのツルツルはリグニンという成分で、皮膚の表面に薄い膜を張り、水道水中の重金属や塩素などから皮膚を守ってくれるそうです。
実際に入浴剤として使ってみましたが、笹の香りがしました。人によっては全然香りを感じないという方もいらっしゃるそうです。
お湯の色はほとんど変わらず、透明のままでした。
入った感じでは特にササの香り以外は何も感じませんでしたが、入浴後の足や腕の痒みがマシになってるなと感じました。
顔も洗いましたが、肌がツルツルになります。リグニンのおかげかなと思います。
さて、入浴剤以外の使い方ですが…シャンプーやリンスに混ぜて使うこともできます。
ほんのちょっとだけ、ささあらいを入れました。目分量です。
よく混ぜれば完成です。
シャンプー・リンスだけでなく、ボディソープやハンドソープに混ぜてもいいですね。
あとは、スプレーボトルに精製水とささあらいを入れてよく振り、ヘアスプレーや化粧水としても使えます。
ニオイが気になる枕に吹きかけてもいいですよ。
化粧水としてそのまま使えるという情報も目にしたのですが、私は精製水100mlに対して、ささあらい5mlを入れて使いました。
ご自分の肌の様子を見ながら、ささあらいの量を加減してみてください。
初めて使う場合は、パッチテストをしてくださいね。
沈殿物は問題ないので振って使おう
入浴剤って肌に直接つけるものですし、洗い流さず肌に残るものなので、化粧水としても使える入浴剤というのはいいですよね。
ペットにも使えるし、赤ちゃんの沐浴にも使えるくらいですので、敏感肌の私も安心して使えました。
なお、ささあらいを置いておくと沈殿物が底に溜まることがあるんですが、問題ありません。振って使いましょう。
クマザサエキスは濃さによってかなり値段も違ってくるんですが、ささあらいでは濃縮熟成した医薬品グレードの活性化エキスを使用しているとのことです。
その分お高いですけど、敏感肌だったり、肌に良いもの・成分にこだわったものが使いたいという方にはぜひオススメしたいですね。