秋になってお肌の乾燥が激しくなり、頬の下半分がずっと粉を吹いている状態なので、乾燥対策に白ぬかを買ってみました。
米ぬかを毎日触っている人の手はすごく綺麗だとか、そういった話をよく聞くので、米ぬかって美容にいいんだな~、試してみようかな~とずっと考えていたのですが…
ある時、スキンケア用に白ぬかというものがあると知ったので、今回試してみました。
洗顔に使ったり、入浴剤にしたり、パックにしたりして使ってみましたので、記事にまとめたいと思います。
白ぬかってなに?米ぬかとの違いとは
白ぬかというのは、簡単に言うと『スキンケア用の米ぬか』のことです。
玄米を精米すると「米ぬか」が取れますが、米ぬかはさらに「赤ぬか」「中ぬか」「白ぬか」の3つに分けられます。
赤ぬかが一番外側で、白ぬかが一番内側(白米側)になります。
ぬか床に使われるのが、中ぬかです。
白ぬかは「化粧ぬか」とも呼ばれ、古くから美容にも使われてきました。米ぬかのうち5%しか採れない貴重な「ぬか」です。
中ぬかなどに比べると、粒子が細かくて肌への浸透が良いのだそうです。
白ぬかは循環式の精米機でないと取り出せないらしく、米ぬかとは違ってほとんど見かけないですよね。
白ぬかを溶かして入浴剤にする
私が使ったのは、手作りコスメ原料のお店(カフェ ド サボン)で買った白ぬかです。
ふるいにかけた白ぬかを、さらに細かく粉砕していて、かなり細かい粉状です。ですので、お湯で完全に溶けてしまって、粉が溶け残りません。
ぬるま湯で溶かした写真です↓
溶け残りがないので、お湯を張った浴槽にそのまま入れて溶かせば、ぬかの栄養たっぷりの入浴剤になります。お肌がしっとりしますよ。
使う量は1回あたり、20g~25gほどです。もっと多い量を入れても構いません。
(特に決まった分量はありませんので、お好みで調節してください)
カフェドサボンの白ぬかパウダーはこちら↓
ここまで細かいパウダーにしていない場合は溶け残るそうなので、その場合は木綿の布で包んで、お湯に浮かべてください。
揉むと白ぬかが溶けだしますが、粉は木綿の中に残ります。
↑輪ゴムで留めてます(100均で買った木綿ハンカチを使用)。
この使い方だと、普通の米ぬかでも同じように入浴剤として使うことができます。
クレイと混ぜて保湿感のあるフェイスパックを作る
私が気に入っている使い方は、フェイスパックです。
小麦粉と混ぜてパックにすると聞いたのですが、私はクレイパウダーと混ぜてパックを作ってみました。毛穴汚れにもいいかと思って…。
『クレイ:白ぬか=1:1.5』の割合で作りました。
割合は適当でも構いません。クレイの方が多くてもいいですし、白ぬかの方が多くてもいいです。
粉を溶かす水分についてですが、私はいつも化粧水で溶かしています。
精製水で溶かしても構いませんし、市販の化粧水でも構いません。以下の様なものが使えます。
・化粧水
・精製水
・芳香蒸留水(ハーブを蒸留した水)
・ハーブティー(砂糖など何も入れていないもの)
私は洗顔後、濡れた顔にパックを塗るので、硬めに練ります。マヨネーズくらいの硬さだと、ダラダラ垂れてきてしまうので…。
パンに入っている”あんこ”くらいの柔らかさを目安にして、水分量を調節してみて下さい。
肌に塗って、5分~10分ほどで洗い流します。
クレイが乾くまでに洗い流して下さい。クレイがパリパリになるまでずっとつけておくと、お肌が乾燥してしまいます。
私は毛穴汚れも取りたいので、パックが終わったらそのまま軽くクルクルとマッサージをして、洗い流しています。
小鼻の周りもすっきりしますが、白ぬかのお陰でしっとりした仕上がりになるので気に入っています。
もしこのパックで乾燥が気になる場合は、白ぬかの量を増やすか、クレイの代わりに小麦粉を使うなどしてみて下さい。
洗顔石鹸と一緒に使う
私はミネラルコスメを使っているので、クレンジングを使わずに石鹸だけでメイクを落としています。
石鹸を泡立てる時に、米ぬかを1つまみ~2つまみ入れて泡だてると、しっとりした泡に早変わりしますよ。
入れる量はお好みで構いません。
多すぎて悪いということは全くありませんので、適当な量でOKです。私は小さじ1/3~半分くらいを1回の洗顔で使います。
↑石鹸素地に、お湯で溶かした白ぬかを混ぜて、手作り石鹸を作ってもいいですね。
お湯を入れる場合はあんまり日持ちしないので、2日ほど乾かしたらすぐに使って下さい。
どんな作用が期待できるか
白ぬかには、『ビタミンE』や、ポリフェノールの一種『γーオリザノール』という成分が含まれています。
(γ=ガンマと読みます)
このγーオリザノールという成分は、抗アレルギー作用だったり、肌荒れや肌の乾燥を防ぐ作用が知られています。
確かに、乾燥がマシになった気がします。
オイルを薄ーく塗った後のようなしっとり感があるんですが、オイルほど脂っこくなく、しっとりしてるけどサラッとします。
入浴剤として使うのがもったいないという方は、洗顔用にだけ使うか、乾燥が気になる場所にだけ使うなどすると、コスパもいいですし長く使うことができますよ。
保管する時は、必ず冷蔵庫へ入れてください。冷凍庫でも構いません。
開封後は早めに使いきりましょう。