ネロリウォーターを買いました!
ネロリウォーターというのは、オレンジの花を蒸留した時に得られる芳香蒸留水です。別名「オレンジ花水」や「オレンジフラワーウォーター」とも呼ばれます。
芳香蒸留水というのは精油を作る時に出る副産物なんですが、精油成分がごく微量に溶け込んだ水で、ハーブ自体の成分も溶け込んでいるため、そのままで化粧水やヘアミストとして使うことができます。
精油は高価ですけど、蒸留水はそこそこ安くて肌にそのまま使えるというのが魅力ですね。
今回の記事では、ネロリウォーターの効果効能、保存方法と保存期間、そのままでの使い方、無添加の化粧水の作り方やレシピなどをまとめていきたいと思います。
ネロリウォーターの成分と効能、光毒性は?
オレンジ花水とも呼ばれる通り、オレンジの花を蒸留して摂れた水になります。
オレンジなどの柑橘類には光毒性があるといいますが、ネロリウォーターは花から採ったものですので光毒性はありません。柑橘類の果皮などから抽出したものにしか光毒性はないそうです。
実際に私もネロリウォーターを使って作った化粧水を2か月間使用してまして、夜だけでなく朝も使ってますが、シミが増えたとかそういうことは一切ないですね。
成分としては以下のようなものが含まれます↓
収れん作用があり、肌の引き締めが期待できますので、タルミやシワの気になる方に。肌に水分を補うので、乾燥肌の方にもいいですね。
痒みの改善にもいいということで、アトピー肌の方にもよく使われているそうなので、今回購入してみました。
そのまま使った感想&香り&使い方の紹介
ネロリといえばめちゃくちゃいい香りがするとよく言われています。中にはローズウォーターよりいい香りだという方もいらっしゃるようですね。
そういうこともあってかなり楽しみにしていたんですが、私の鼻にはあまり好みではありませんでした…でも臭くはないですね。「フローラルな花の香り」っていう感じです。スパイシーさを感じます。
ネロリウォーターはそのままで、以下のような用途で使えます。
・スプレーボトルに入れて日中の肌の乾燥予防に
・髪にスプレーするヘアミストとして
・クレイパウダーと混ぜてパックに
・コットンやフェイスマスクにたっぷり染み込ませてスペシャルパック
・子供の乾燥で痒がる肌の保湿に
メイクの上から保湿するスプレーとして使う場合は、細かい霧状に出る容器がいいです。アルコールでも使えるタイプのミニスプレーボトルなら、キレイに霧状に出ますよ。100均にも売ってます。
基本的にはそのまま化粧水として使うことが多いですね。
保湿感が足りないなという時は、薬局で売っているグリセリンを足して下さい。入れる量は最高でも3%くらいまでにするといいですよ。そのままでもけっこう保湿できるので。
保存期間と保管方法
無添加なので長持ちしません。冷暗所で保管と書いてますが、開封前でも冷蔵庫で保管しておいた方がいいです。開封後も必ず冷蔵庫保管です。
開封後は3ヶ月しか持ちませんが、出来るだけ早めに使いきりましょう。
未開封でも暖かい場所に置いておくとよくないです。何年の何月まで使用可能と書かれていないこともありますが、購入して届いたら出来るだけ早く使いはじめましょう。
私は未開封でも家に届いてからすぐ冷蔵庫へ入れ、6カ月以内には使いきるようにしています。
ネロリの芳香蒸留水で無添加の化粧水を作る
今回は精製水で薄めてから化粧水にすることにしました。これで量も増えて200mlでも3ヶ月ほど使えるぞ~♪
レシピは以下の通りです↓
・精製水 50ml
・ベタイン 1spoon1杯
・トレハロース 1spoon1杯
・シコンチンキ 1ml
ベタインとトレハロースは、お砂糖成分の保湿剤みたいなもんです。グリセリン代わりに使うものです。シコンチンキは、シコンというハーブを漬けた液体の保湿剤です。
ベタイン・トレハロース・シコンチンキの代わりに「グリセリン3ml」を入れるのでもOKです。
消毒用エタノールで消毒しておいた容器に材料を全て入れて、振り混ぜたら完成です。
薄めてますが、ネロリの香りもしっかり楽しめます。独特のスパイシーで甘い香りも、使っているうちに慣れました。
これくらいの保湿剤の量でも、かなり潤います。痒みにもいいとのことでしたが、乾燥からくる痒みが少しマシになっています。痒いところには重ね付けしています。
私は頭皮用ローションとしても使っています。
使ってみて感じたことですが、精製水で割るよりはそのまま100%で使った方が、肌が内側から潤うような”ふっくらもっちり感”を感じました。
精製水を混ぜる場合は、水:ネロリウォーター=1:3くらいの割合で化粧水にするようにして、水の割合を少なめにした方がいいかと思います。私的には水:ネロリウォーター=30ml:70mlが好きですね(私は極度の乾燥肌です)。