石鹸素地でシャンプー&ボディソープを手作り。失敗から成功まで

『石鹸素地』が大量に余っていたので、固形の石鹸以外にも液体状のものは作れないのかな?と思い、リキッド状の石鹸と、泡石鹸は作れるのか試してみることにしました。

ちなみに、市販されている液体の石鹸は『カリ石鹸素地』から作られています。

これは「油分+水酸化カリウム(苛性カリ)」を化学反応させて作った石鹸で、最初から液体です。

それに対して私が今回使った石鹸素地は、普通の固形石鹸です。「油分+水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)」で作られています。

これを使ってリキッドソープは、泡ソープは作れるのでしょうか???

時短

石鹸素地を熱湯で溶かしてみる

石鹸素地を50g用意しました。消毒してある器を使ってます。

ネットで何とか見つけ出した情報では、固形石鹸をリキッド状の石鹸にする場合、石鹸10gに対して熱湯30mlと書いてましたので、150mlの熱湯を注ぐことにしました。

今回使った”水”は、水道水を電気ポットで沸騰させたものです。

素地を入れた容器にそそいで、ラップをして溶けるのを待ちますが……

えぇーっ!!固まってるー!

しかも一部だけ透明でなんだかワセリンみたいな感触になってるし。白いところは柔らかめの固形石鹸ではないですか。

固形石鹸(カチカチ)を溶かして固形石鹸(そこそこ固め)になったっていう。

これ、全然リキッドじゃないわ…

さらに熱湯を足してかき混ぜることに

仕方がないので、出来上がったものに切れ目をいくつか入れて、熱湯を足しつつ泡だて器でかき混ぜることにしました。

最終的には石鹸素地50gに対して熱湯が560mlも入りました。

大量にできてしまったぜ…どうするコレ…

超硬い杏仁豆腐から、とろろ芋くらいの柔らかさになりました。

ここへ、保湿成分としてカレンデュラチンキ(カレンデュラをBGと水に付け込んだもの)を入れていきます。代わりにグリセリンでも全然OKです。

今回は4ml入れました。

とろろ芋に出汁を混ぜる時ってなかなか混ざらないですけど、同じくチンキがなかなか混ざらなかったです。

なんとか混ぜ込んで、今回はこれで終了!

石鹸素地・お湯・カレンデュラのチンキだけしか入れていないシンプルなリキッドソープが出来上がりました!

これならいちいち固形石鹸を泡立てる必要もなく、スポンジにさっと取り出して泡立てて、楽に使えますね。

原料としては超シンプルですので、シャンプー・ボディソープ、・ハンドソープ・洗顔として使えます。掃除に使っても問題ないです。

(私が肌着を洗うときとか浴槽を洗う時にも使いました)

泡ソープにはなるのか?さらに薄めてみる

さて、リキッドソープは出来ましたが、これをさらに薄めたら泡ソープになるのでしょうか?

(さっきも書きましたが、普通は液体せっけんで作られるものです…今回は固形せっけんから作れるかどうかの実験となります)

泡ソープと言えばちょっと形の違うポンプが必要ですが、以前パックスナチュロンの泡で出てくるシャンプーを愛用してましたので、その泡ポンプを使ってみることにしました。

先ほどのリキッドソープをさらにお湯で薄めて、ポンプを使って押し出してみます。

↑こんな感じになりました。

これは一応成功なのか?!と思いきや、途中でポンプが詰まって壊れました(;゚Д゚)!!

泡ソープと言えば、もっとサラサラしてますからね。私が今回作ったものはどうしてもトロトロしてますし、粘度が高いのでどうしてもつまってしまうのでしょう。

しかも、気温が下がると固くなるし。

やはり、苛性ソーダで作った固形石鹸ではなく、苛性カリで作った液体石鹸からでないと泡ソープは作り出せないようです。

実験結果と使い心地、保管方法について

大量にリキッドソープができてしまいました。

シャンプー&ボディソープとして使い切ろうと思ったんですが、あまりに量が多かったので浴槽を洗うときだったりお風呂のフタ、肌着洗いなどにも使用して、なんとか使い切りました。

シャンプーとしての使い心地ですが…泡ソープにしようと思って薄めた方は、泡立ちが悪いです。薄めすぎました。

こちらはもったいないですが湯水のごとく大量に使って、なんとか使い切りました。

リキッドソープとして作った方は、泡立てネットを使うとすぐモコモコになるし、使い勝手が良かったです。

固形石鹸で洗髪というのは泡立てが難しいので、リキッドソープにした方が使いやすいかなと思いました。まぁ市販の泡シャンプーが一番楽なんですけどね。

自作のクエン酸リンスと合わせて使ってますが、ヘアアイロンでカサカサになっていた髪もしっとりまとまっています。

石鹸シャンプーに変えてからもう9ヶ月経ちますが、だいぶ髪質も良くなってきたかなと思います。

ボディソープとして使った感想は……市販のボディソープとあんまり変わりなく使えています。

家族からは「洗い上がりに何も塗らなくても、肌がしっとりしてる!」と好評です。

もちろんハンドソープとしても使えますよ~。

保管についてですが、作成した時期が冬だったので、お風呂場に置いたままにして使い切りました。2か月ほどかかったけど腐りはしなかったです。

真夏だったら小さめのボトルに入れて早く使い切るのと、残っている分はボトルに入れて冷蔵庫保管がいいと思います。

…と、そんな感じで、石鹸素地からはリキッドソープは作れるけど、泡ソープは無理!という実験結果が出ました。

手作りはできるか、市販の液状せっけん素地はあるか

↑探してみたらありました!カリ石鹸素地。

これならそのままリキッドソープにも使えそうだし、水で薄めて泡ソープも作れそうです。

カリ石鹸素地、自分でオイルから作れたらいいんですけどね。

苛性カリは苛性ソーダと同じく取り扱いに注意が必要で、買うには印鑑や署名も必要だそうで、手が出しにくそうです。

毒物劇物取締法の劇物に該当するものですので、薬局にも置いておらず、売ってもらえるかどうかも電話で聞かないと分かりません。

万が一何かあったら怖いですし、できたらカリ石鹸素地(超シンプルな液体石鹸)を買って、そこに好みの精油だったり保湿成分などをいれて、オリジナルの液体せっけんを作る方がいいのかなと思います。

私も今度、チャレンジしてみたいと思います。