タルクに危険性があると言われた理由と、実際は安全かどうか

ファンデーションやアイシャドウなど、色んな化粧品に配合されている『タルク』という成分をご存知でしょうか。

タルクというのは滑石(かっせき)という鉱物のことです。化粧品に使う場合は、精製し、白い粉状で使われます。

ベビーパウダーなんかは、成分のほとんどがタルクで出来ているものも多いですね。黒板に文字を書くチョークも、布地に線を引くチャコペンも、タルクで出来ています。

ベビーパウダーは肌荒れの人にもいいと聞いたことがあり、私は一時期、ベビーパウダーだけを肌に塗っていたこともありました。

そんなタルクですが、危険性があるのではないかということで、最近ではタルク不使用のファンデーションも多く出てきています。

なぜ危険だという話になったのか、実際は安全なのかどうか、タルク不使用のミネラルファンデーションのメーカーなどについてまとめていきたいと思います。

タルクに危険性があったのはアスベストを含んでいたから

タルクが危険だと言われた原因は、精製技術が未熟なために、アスベストも一緒に含まれて販売されていたからです。

アスベスト(石綿)を吸い込むと危険なのは、よく知られていますよね。肺がんを引き起こす原因になると言われています。

日本でタルク使用のベビーパウダーからアスベストが検出されたのは、1980年代のことです。

この事件を機会に法整備が進み、アスベストを含んだタルクの製造は法律で禁止されています。ですので、今現在の日本では、アスベストを含むタルクは出回っていません。

ただ、海外で生産されたものに関しては不明です。

あまり精製技術の進んでいない国で作られたタルクをそのまま使うのであれば、危険性はもしかしたらあるかもしれません。

国産のコスメを使うか、大手のメーカー品を使うなどする方が安全なのではないかと思います。

吸い込むのが問題なので、吸い込み辛い形状のものを

アスベストは、吸い込んで肺に入ることが危険なんです。

ですので、パウダー状で使うファンデーションなら吸い込む可能性もありますが、プレスト状だったりクリーム状であれば、吸い込む可能性もあまりありません。

↑吸い込む可能性 大
・パウダー
・プレスト
・クリーム、リキッド
↓吸い込む可能性 小

粉なら飛び散りますから吸い込む可能性が高いですが、プレストやクリームであれば、そうそう肺には入らないかと思います。

国内生産のファンデーションやアイカラーなどを選ぶのもいいですね。

タルク不使用のミネラルファンデーションメーカー

ヴァントルテUVパウダーとミネラルファンデーション

タルク不使用のミネラルファンデーションメーカーを紹介したいと思います。

メーカー名【エトヴォス】
マットスムースミネラルファンデーション⇒ミネラルファンデーション スターターキット

メーカー名【オンリーミネラル】
薬用ホワイトニングファンデーション⇒【オンリーミネラル】デビューセット

メーカー名【レイチェルワイン】
ミネラルファンデーション⇒ミネラルメイクアップ トライアルセット

メーカー名【ヴァントルテ】
シルクパウダーファンデーション⇒シルクパウダーファンデーション

タルク自体が悪という訳ではないんですが、世間のイメージ的にはあまりよくないです。そういったこともあり、大手のミネラルファンデーションメーカーはタルクは使っていないことも多いですね。

ただ、市販されているファンデーションはタルクが主成分のものがかなり多いです。ドラッグストアなどで書くyそう品のパッケージに書いてある成分表を見てもらうと分かります。

成分表示の最初の方に表示されていれば、多く配合されているということです。

どんな効果や役割があるのか

赤ちゃんにベビーパウダーとして使う場合は、オムツかぶれ・あせも防止などが目的です。

化粧品として使う場合は、製品の色を白くする、乳化を安定させるなどの目的で使われます。肌に塗るとサラサラになるので、化粧下地としてそのまま使えます。

つや消しもできるので、光沢感を抑える効果もあります。

化粧品毒性判定事典という本では、毒性なしと書かれています。

VINTORTE(ヴァントルテ)
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