手作りで肌に優しいクレンジングを作りたいということで、ポリソルベート80を買ってみました。
前記事にも書いたのですが、また鼻にめんちょうという大きな出来物ができてしまいまして・・・
鼻のしつこい毛穴汚れをしっかり取りたいということで、『肌に優しいクレンジング』を手作りしようと思い立ちました。
今回作る手作りクレンジングオイルは、以下のような方にオススメです。
- 市販のクレンジングを使っている人で、もっと肌に優しいクレンジングを使いたい人
- 肌が弱いけどメイクはちゃんと落としたい人
- 保存料や着色料、石油由来のオイル(ミネラルオイル)などが入っていないクレンジングを使いたい人
ポリソルベート80とは何?
ポリソルベート80は、 ココナッツオイル由来の液体乳化剤です。
EUやアメリカでも、食品添加物(食品用の乳化剤)として使われている成分です。
日本では、2008年4月30日に食品添加物として指定されました。
日本で使われているポリソルベートには
「 ポリソルベート20」
「 ポリソルベート60」
・・・など色んな種類があります。
手作り化粧品用に売られているのは20か80ですね。
洗い流すタイプのオイルクレンジングを作る場合は、ポリソルベート80を使います。
食品にも使われている成分ですし、植物由来で低刺激ということで、『肌に優しく汚れを落としたい』という考えにはぴったりなのではないかと思います。
洗い流すクレンジングの作り方
今回は分かりやすいようにビーカーで作っていますが、消毒した容器に直接入れて作ると、洗い物が出なくていいですよ。
容器に「ポリソルベート80」と「好みのスキンケア用オイル」を1:4の割合で入れます。
今回は
- ポリソルベート80・・・10ml
- 精製ホホバオイル・・・40ml
を入れました。
オイルが5、ポリソルベート80が1の割合でもOKです。
刺激が強い場合は、オイルの量を増やしてください。
ポリソルベートの配合量を減らせば肌への刺激も減りますが、メイク落ちは少し悪くなります。
ご自分で加減して作ってみてください。
よくかき混ぜれば完成です。
容器に直接入れて作る場合は、フタをしてよく振ってください。
使うオイルは好みのオイルで構いません。
ホホバオイル、アルガンオイル、スイートアーモンドオイル、マカダミアナッツオイルなどスキンケア用のオイルならなんでもOKですし、何種類かを混ぜてもOKです。
おすすめは、色んな肌質に合う&酸化しにくいホホバオイルです。
- ポリソルベート80:好みのオイル=1:4 (1:5でも可)
- 好みの精油を1滴か2滴入れてもOK
- 乾いた手で、乾いた肌に塗って使う。水で洗い流すと落ちます
コンシーラーと口紅でメイク落とし実験
石鹸で落とせるメイクしか持っていないので、その中でも落ちにくい「コンシーラー」と「口紅」を使って、メイク落ち実験をします。
分かりやすいように、右半分にだけクレンジングオイルをつけています。
オイルを付けたところを優しくクルクルして、水で洗い流します。
今回のホホバオイルで作ったものはサラサラとしていて、粘つきや摩擦もなく使い心地がよかったです。
使用するオイルの種類によって質感は多少変わると思いますので、いろいろ試してみてください。
ひまし油など粘り気のあるオイルを使う場合は、半量ほど他のオイルにするなどした方が扱いやすいかなと思います。
きれいにメイクが落ちました!
とっても簡単な作り方ですが、メイク落ちもよく、ヌルヌルも残らずすぐに洗い流せました。
洗い流した後はしっとりしています。
ニオイと保存方法、凍った場合の対処について
レビューに「くさい」という意見もあったのですが、私はあまり気になりませんでした。
ニオイは確かにあるのですが、何のにおいと言えばいいのか・・・浮き輪を膨らますときに感じるようなにおいに似ていました。
私は臭くは感じなかったです。
気になる場合は、精油を入れるなどしてみてください。
(精油を入れる場合は、クレンジングオイル100mlに対して2~3滴ほどが目安です。入れすぎに注意してください)
保存方法ですが、冷暗所か冷蔵庫で保管します。
私は冷蔵庫保管なのですが、ホホバオイルを使った場合は凍るといいますか、固まります。
ホホバオイルだけが固まるのでポリソルベートと分離してしまうんですが、すぐ溶けますので、すべて溶けたらよく振って使ってください。
冬場は冷暗所での保管でいいと思います。
石鹸で落とせるメイクだけを使っている場合は、肌のことを考えれば石鹸だけで落とした方が肌に優しいです。
ただ、肌が弱いけど、石鹸で落とせない日焼け止めやメイクを使っているという方も多いと思います。
そういった方には、この手作りのクレンジングオイルがおススメです。