私は肌が弱いこともあり、いつも手作りで化粧水や乳液、クリームなどを作っております。
普通に市販されているスキンケア商品は室温で置いておいても長持ちしますが、それは保存料が入っているからこそ。無添加で作ったスキンケアには保存料が入っていないので、早く使いきらないと痛んでしまったりするんです。
そこで大切なのが、『消毒』です。
今回は、消毒をどうやってやればいいか方法をいくつか紹介するのと、注意した方がいいなと思うポイントなどを紹介します。
瓶は煮沸消毒!注意すべきポイントも紹介
化粧水やクリームを作る場合。プラスチックの容器で作る場合もありますし、遮光瓶で作る方もいるでしょう。透明の小さな瓶にクリームを入れるかもしれないし、人それぞれですよね。
でも、容器の種類によって消毒法が変わりますので、そこは注意しておきたいところです。
まずは瓶を消毒する方法をご紹介していきます。
よく使われる方法は『煮沸消毒』です。
お湯で炊いてから熱いうちに取り出し、清潔なタオルなどの上に置いて乾かす方法です。乾かす時は容器内側の水分がすべて蒸発するよう、必ず口を上に向けておいてください。
「水の時に瓶を入れてから加熱開始」「ビンの中の空気を抜く(瓶の中に水を入れる)」「熱いうちに取り出して乾かす」のがポイントです。
容器を買う時の注意点ですが、ビンによっては『熱湯をかけると割れます』といったことを書いているものがありますので、その場合は煮沸消毒が出来ません。
「瓶は必ずお湯をかけても割れない」なんてことは無いので、お湯をかけても割れない瓶の容器を探しましょう。
できればコスメの材料を売っているようなお店で買うと、間違いがないかと思います。
プラスチック容器はエタノールで消毒しよう
私もよく使っているのがプラスチックの容器です。私は100均で買った柔らかいボトルを使っています。
こういった容器はお湯で消毒できませんので、消毒用のエタノールを使っています。
容器に消毒用のエタノールを入れて、蓋をしてよく振ってからエタノールを捨て、しばらく置いて内側に残ったエタノールが揮発するのを待ちます。
クリームを入れる容器などの場合はそれが面倒なので、ティッシュに消毒用エタノールをかけて、それで容器を拭くようにしてます。これなら揮発するのを待つ時間が必要ないので楽でいいです。
消毒する時や消毒が終わった後は、自分の指などでうっかり触らないよう注意です。
手には雑菌がうじゃうじゃいるので、本当に気を付けるのであれば、ナイロン手袋などを使った方がいいです。…が、自分で2週間ほど使う分には真夏でも問題が出ていないので、素手でやってます。
もちろん、容器の内側は絶対触りません。
無水エタノールは割安だけど注意点あり
↑私が使っているのは『消毒用エタノール』です。
他には『無水エタノール』というものが売っています。
無水エタノールがエタノール100%のもので、そこに水を混ぜたものが消毒用エタノールとなります。
なぜ水を混ぜるのかというと、消毒するためです。
無水の場合、揮発が早すぎて、消毒する前に気体になってしまいます。そこで、ちょうど消毒できる濃度にまで水で薄めたのが、消毒用のエタノールなのです。
:無水…約80%の濃度になるように水を混ぜてから使う(水道水より精製水がいい)
無水エタノールを買うとお得なのかな?と思うかもですが、わざわざ別の容器を用意して水で割らないといけないし、水で割る割合を間違うとちゃんと消毒できないしで、面倒です。
最初から、そのまま使える消毒用のエタノールを買った方が早いし楽でいいですよ。
注意点まとめ
・急に熱湯をかけると温度差で割れることがあるので、ビンは必ず水から煮ること
・煮沸消毒後は、ビンの中をしっかり乾かすこと(口を上向けて乾かす)
・無水エタノールはそのままでは使えない、精製水で80%に薄めること
・消毒用エタノールはそのまま使える
・消毒後は素手で触らないこと(雑菌が付くため)
注意点はザッとこんな感じです。
とはいえ、あんまりしっかりやってると大変ですよね(;´Д`)
瓶であれば、まとめて煮沸消毒してから蓋をした入れ物へ入れて保管すると、ホコリもつかずそのまま使えます。その都度お湯で炊くのも面倒ですからね。
エタノールの場合は、コットンやティッシュで拭きとるのが一番楽です。
化粧水ボトルの場合は中を拭けないので、しばらく揮発を待ってから、面倒な時は精製水でゆすいで使ってます。今のところ真夏でも2週間ほど化粧水を使って問題は出てません(保管は冷蔵庫です)。
「消毒が面倒そうだなぁ~」なんて思ってなかなか手作りに踏み出せなかった私ですが、一度やってみるとそこまで大変でもなかったです。
ポイントだけ抑えて、あとは小分けにして早く使いきるとか冷蔵庫で保存するなどして、うまくやっていきたいですね。