乳化剤不使用で簡単!混ぜるだけ手作りボディクリームの作り方

ボディクリームの材料

いつも手作り化粧品の材料を購入しているカフェ・ド・サボンというお店でいただいた冊子に、ボディクリームのレシピが載っていました。

乳化剤不使用のクリームで、「これならべたつかないハンドクリームが作れる!」ということで、さっそく作ってみましたよ。

作るときのコツなども一緒にまとめますね。

ハンド(ボディ)クリームのレシピと作る手順

:材料:
・お好みのバター・・・5g
・お好みのオイル・・・10g
・コーンスターチ・・・5~10g
・精油・・・2滴(無くてもOK)

載っていたレシピはちょっと量が多かったので、少なめの量で作ることにしました。


まずはバターとオイルを耐熱ビーカーに入れて、溶かします。

私はレシピ通りに「ココアバター」「スイートアーモンドオイル」を使いました。


完全に溶けたら、今度は冷水につけて冷ましつつ、かきまぜます。

泡立てる必要はないので、小さいスプーンやマドラーなんかでOKです。

精油を入れる場合は、人肌くらいに冷めてから入れてください。

温度が下がったら、急に固まり始めます。

そうしたらすぐに冷水から出して、よ~くかき混ぜます。

オイルとコーンスターチ

コーンスターチを入れて混ぜます。

コーンスターチの量で、固さやサラサラ感を加減できます。

ゆるめ・固め、好みで加減しよう

手作りハンドクリーム

↑こちらがコーンスターチ少な目のレシピで作ったハンドクリームです。

:材料:
・ココアバター・・・5g
・スイートアーモンドオイル・・・10g
・コーンスターチ・・・5g

かなり柔らかいです。半分くらい液状かな?というくらいです。

体温ですぐに溶けます。

サラサラ感はそこまで強くありません。

手作りボディクリーム

↑こちらはコーンスターチ10gで作ったクリームです。

:材料:
・ココアバター・・・5g
・スイートアーモンドオイル・・・10g
・コーンスターチ・・・10g

しっかりしたクリーム状です。

20度くらいの室温だと、そこそこ柔らかめですが、冷蔵庫に入れると固くなります。

ハンドクリームを塗った後にいつまでもべたべたしているのが嫌な私としては、コーンスターチを10g使ったレシピが好きです。

ボディにももちろん使えますので、お風呂上りにさっと保湿したいときにもいいですね。

足に塗ってもすぐ靴下がはけますし、使い勝手がいいです。

唇にもリップクリーム代わりに塗ったことがあるんですが、うるおいが足りず乾燥しました。唇の保湿には向かないと思います。

作るときに気を付けること、コツ

手作りハンドクリームと手

最初、電動の小型の泡だて器を使ったんですが、びっくりするくらいに油がはねまくりました。

机中に飛び散るくらいでした…。

でも実際は小さいスプーンでゆっくりかき混ぜるだけで作れましたので、泡だて器は必要ありません。

マドラーやスプーンで十分です。

あと、オイルとバターが冷えてきたら一気に固まってくるので、すぐに冷水からはずしてよくかき混ぜましょう。

もしここで固まってしまったら、湯煎しなくても体温でちょっと柔らかくなりますので、手の平でビーカーを温めつつよくかき混ぜてみてください。

今回はビーカーを使いましたが、湯煎に耐えられる程度の耐熱性の容器であれば、クリーム容器だけで作れます。

容器にバターとオイルを入れて溶かして、冷やしつつかき混ぜ、コーンスターチを入れたら完成です。

電子レンジ対応の耐熱容器であれば、レンジでチンして作ることもできます。

この場合は熱しすぎないよう、常にレンジの前で見ているようにしてくださいね。

500~600wで10秒ずつ加熱するといいですよ。

精油は入れるか入れないか、オイルやバターの種類

ボディクリームの材料

使うオイルやバターの種類を換えれば、オリジナルのハンドクリームが作れます。

今回はココアバター(カカオバターともいう)を使いましたが、これはチョコレートの香りが強いバターなので、精油はあまり入れない方がいいかなと思います。

というのも、ココアバターにラベンダーの精油を混ぜたとき、くさかったので…(個人の好みはあると思いますが…)。

精油を入れたい場合は、できるだけ香りの少なめのバターやオイルを使った方がいいですよ。

オイルはあんまり香りの強いものは少ないので、スイートアーモンドオイル、ホホバオイル、アルガンオイルなど好みでいいと思います。

バターだと精製シアバターとか、マンゴーバター、アロエバター、ムルムルバターなどなど…

未精製と精製だと、精製しているバターの方が香りが少ないです。

シアバターは温度が高いと香りがきつくなりますが、冷えるとそんなに香りもしなくなります。

ちなみに今回作ったクリームは、チョコレートの香りのするクリームになりました。

塗ってしばらくしたらすぐに香りも消えますが、いい香りですよ。

保存方法と保存期間

保存方法ですが、基本的には冷蔵庫に入れておいてください。

ただ、水分を一切使っていないことから、水分を使ったクリームよりは保存期間も長くなってます。


私は少量で作ってますので、常温保存(14~22度くらい)で2週間くらいを目安に使うようにしています。

夏場など室温が30度近くなる場合なんかは、必ず冷蔵庫で保管した方がいいです。

大量に作る場合は、小さい容器に小分けにして使いましょう。残りは冷蔵庫保管です。

冷蔵庫保管の場合、1か月は持つと思います。

オイルとバターを混ぜただけのクリームも使っていましたが、1か月は使えてましたので…。

防腐剤などは全くの不使用なので、できれば今回ご紹介したレシピの量くらいで、ちょこちょこ作って早めに使い切るという使い方がいいかと思います。

混ぜるだけで簡単ですし、手もべたつかず使いやすいので、また作ってみようと思います。