化粧品原料のお店マンデイムーンでお買い物をしたら、化粧下地のサンプルが付いてきました。
商品名は『エアプロテクト・ミルクセラム』です。
夏といえばSPF値の高い日焼け止めを使いがちですが、あえて肌に優しい低SPF値にしているのが特徴です。
・紫外線吸収剤は不使用(紫外線散乱剤を使用)
・石鹸で落とせる
・赤ちゃんや子供にも使える
SPF13っていうとかなり低い気がするものの、普段の普通の生活だと、これくらいの数値で問題ないらしいです。
せっかく貰ったので、使ってみることにしました。全成分についてもチェックしていきます。
エアプロテクト・ミルクセラムの特徴と使用感
硬めの乳液という感じのテクスチャですが、伸びがとてもいいので、出し過ぎに注意してください。
このエアプロテクト・ミルクセラム自体が、けっこう保湿感があります。
スルスルッと伸びますので、塗り伸ばす時の肌への負担は無かったです。
↑塗った後の肌ですが、白浮きはしていません。
1分ほどすれば、パウダーファンデーションを塗っても問題なかったです。もしヨレるようなら、更にあと2分ほど待ってから塗りましょう。
化粧水の後の保湿代わりに使うと、ベタつかずいい感じです。
全成分をチェックしてみた
エアプロテクト・ミルクセラムの全成分は以下の通りです。
酸化チタン、酸化亜鉛が、紫外線対策用に必要な成分です。紫外線吸収剤と違って紫外線を跳ね返すので、肌には優しいとされています。
グリセリン、BG、セラミド3、セラミド2、セラミド6、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na、カプリリルグリコールは保湿成分なんですが、BGはもしかしたらエキスの抽出剤に使っているものかも。
アルガニアスピノサ核油、プルーン種子油、スクレロカリアビレア種子油、バオバブ種子油は、それぞれアルガンオイル、プルーンシードオイル、マルラオイル、バオバブオイルです。
ハス花エキス、オウゴンエキス、アラリアエスクレンタエキス、ワイルドタイムエキスは、それぞれ植物のエキスです。
水添レシチンは、大豆由来の乳化剤です。
ラウリン酸メチルヘプチルはヤシやパームヤシなどの植物由来の成分から作られるオイルです。
含水シリカは、水とシリカを結合させたもので、皮脂や汗の吸収のために使われるそうです。
セテアリルアルコールは、ステアリルアルコールとセタノールを混ぜて作られたものです。原料は牛脂や植物油など。乳化を安定させる役割があります。
ダイズステロールは肌の潤いに大事な成分で、植物由来のコレステロールです。
ポリクオタニウム-61はリピジュアのことです。
キサンタンガムは化粧品にとろみをつける時によく使いますが、乳化を安定させる役割もあります。
ホホバエステルはホホバオイル由来の成分で、角質層内の水分蒸発を防ぐ作用があるそうです。
イソステアリン酸は、酸化チタンや酸化亜鉛を均一に分散させるために使っています。炭化水素から合成して作られる成分です。
ポリヒドロキシステアリン酸も、酸化チタンや酸化亜鉛を均一に分散させるために使われています。植物油由来です。
セテアリルグリコシドは、ココナッツやコーンなど植物由来の乳化ワックスです。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルはエステルオイルで、天然の油脂に比べると酸化しにくいです。安全性は高いそうです。
トコフェロール、ペンチレングリコール、1,2-ヘキサンジオールはどれも抗菌性があり、商品を長持ちさせるために使われています。トコフェロールはビタミンEのことです。
全て天然成分で作られた乳液に比べると、合成成分がそこそこ使われているなと感じますが、市販の日焼け止めと比べれば含まれる合成成分の種類も少なく、乳化剤にも植物由来の成分を使うなど肌を気遣っていることが感じられます。
石油由来の合成成分がたくさん使われている日焼け止めに比べれば、肌への負担は少なくなっているだろうなと思います。
化粧下地として使うか、子供用日焼け止めに
使った感想としては、キシみがなく、乾燥しにくかったですね。
石鹸だけで落とせるので、クレンジングによる肌への負担を軽減できるのがいいところです。
屋外でスポーツをする時や、日差しの強い場所へ出かける時にはちょっとSPFが足りないかなぁと思うのですが、化粧下地として使うのであれば問題ないかなと思います。
エアプロテクト・ミルクセラムを化粧下地として使って、その上から紫外線防止効果のあるファンデーションを塗るといい感じですね。
そのままで使うのであれば、子供用にちょうどいいと思います。石鹸で普通に洗い流せますから、いつものボディソープや洗顔石鹸でササッと落とせるのがいいです。